レビュー

1万円台から購入可能な防水対応の電子書籍リーダー「Kindle Paperwhite」レビュー


Amazonの電子書籍専用端末「Kindle Paperwhite」の新しいモデルが2018年11月7日に登場しました。より明るくなった画面やIPX相当の防水機能など、2015年に発売された前モデルから進化して、Kindleシリーズ最軽量のモデルになっているとのこと。実物を入手できたので、さっそく2015年モデルと比較しながら触ってみました。

Kindle Paperwhite 電子書籍リーダー | Amazon.co.jp

Kindle Paperwhiteのパッケージはこんな感じ。


2015年に発売されたKindle Paperwhiteは内蔵ストレージ4GB固定、2016年に発売されたKindle Paperwhiteのマンガモデルが32GBでした。新しいKindle Paperwhiteは、初めから8GBと32GBの2モデルが用意されています。今回入手したモデルはWi-Fiのみ対応で、内蔵ストレージ32GB・広告なし。なお、2018年12月13日に登場するWi-Fi・セルラー通信対応モデルでは、4G通信が可能となります。


中身は、Kindle Paperwhiteの本体、説明書、充電のやり方が記された紙、MicroUSB端子の充電ケーブル。


本体はこんな感じ。


実測で重さは183グラム。2013年に発売されたKindle Paperwhiteが204グラム、2015年に発売されたKindle Paperwhiteが202グラム、2017年に発売されたKindle Oasisが193グラムで、今回の新型Kindle Paperwhiteはシリーズ最軽量のモデルとなります。


左から新モデル、2015年モデル、長辺143.6mmのiPhone Xと並べてみたところ。新モデルは167mm×116mmで、169mm×117mmの2015年モデルよりもわずかに小さくなっています。


左から2013年モデル、2015年モデル、新モデルのKindle Paperwhite3種類、さらにKindle Oasisの2017年モデルを、画面の明るさを最高にした状態で並べてみました。2015年モデルに比べて内蔵LEDライトも5つから6つに増えたとのことで、新モデルは画面の明るさも上がり、より画面が白くなってコントラストがはっきりしている印象を受けました。


一番大きく変わったのはディスプレイ周り。新モデルはIPX8等級の防水性能を備えているためか、2015年モデルにあったディスプレイとベゼル部分にできた段差がなくなっています。ディスプレイの表面は反射を抑えたマット加工で、前モデルと変わらず少しさらさらした触り心地です。


ディスプレイサイズは6インチの300ppiで、2015年モデルから変化はなし。


漫画を横向きに表示させるとこんな感じ。


背面に刻まれているAmazonロゴは少しだけ小さくなり、下部には2015年モデルにはなかった技適マークなどが薄く印字されています。


新モデル(上)と2015年モデル(下)を重ねたところ。本体底面にある充電用のポートは、まわりの形は変わっているものの、MicroUSB接続である点は変化なし。中央のLEDランプや電源スイッチの形は、2015年モデルから変化しています。数週間もつバッテリーは2015年モデルとほぼ同じ性能で、充電にかかる時間は3~4時間ほど。


厚さを比べて見たところが以下の画像です。新モデル(左)は厚さ8.18mmで、厚さ9.1mmの2015年モデル(右)よりも少しだけ薄くなっていました。また、2015年モデルよりも背面がフラットになっています。


実際にページをめくる様子は以下のムービーで見ることができます。左にあるのが新モデルで、右にあるのが2015年モデル。タッチパネルへの反応や次のページの読み込みの速さは同じで、2015年モデルから変わっていません。

Amazon Kindle Paperwhiteの新モデルと2015年モデルでページめくり比較 - YouTube


新モデルは、Kindle Paperwhiteとしては初めての防水タイプ。防水性能は「継続的に水没しても内部に浸水することがない」というIPX8等級となっていて、深さ2mまでであれば60分間沈めても問題はないとのこと。


実際に防水性能がどんなものなのか、以下のムービーのようにシャワーをがんがん浴びせたり、水を張った浴槽に沈めたりしてみました。

Amazon Kindle Paperwhiteの防水性能を試してみた - YouTube


本体下部のMicroUSB端子部分がむきだしのままなので、壊れてしまわないか不安でしたが、強い水流を当てても水に沈めても、画面が消えてしまったり電源が落ちてしまったりするようなことはなく、問題はありませんでした。ただし、ぬれたまま放置すると故障の原因になるので、ぬれてしまった場合は防水性能を過信せず、しっかりとタオルやティッシュで拭いて水分を取り除く必要があります。


また、画面に水がいっぱいついていると反応がどうしても悪くなってしまいます。シャワーを当てたり、水中に沈めると、ほとんど操作不能状態に。同じく高い防水性能を誇る2017年モデルのKindle Oasisは物理ボタンが付いているので、タッチ精度が落ちても問題なくページを送ることができますが、Kindle Paperwhiteにはページめくりボタンが搭載されていないため、ぬれている状態だと操作性は格段に落ちます。それでも、シャワーを止めて水が切れると普通に操作ができたので、キッチンや風呂、プールサイドで慎重に使う分には問題ないといえます。


Kindle Paperwhiteは容量8GB・広告つきモデルが税込1万3980円、容量8GB・広告なしモデルが税込1万5980円、容量32GB・広告つきモデルが税込1万5980円、容量32GB・広告なしモデルが1万7980円で、以下のリンクから購入可能です。

Kindle Paperwhite 電子書籍リーダー | Amazon.co.jp


Kindle Paperwhite 電子書籍リーダー | Amazon.co.jp


Kindle Paperwhite 電子書籍リーダー | Amazon.co.jp


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in レビュー,   ハードウェア,   動画, Posted by log1i_yk

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