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握って操作できる「Active Edge」やGoogleレンズなど、Google Pixel 3の新機能をいろいろ触ってみた


2018年11月1日に日本国内でも発売された「Pixel 3」はQualcommのチップセット「Snapdragon 845」と握って操作できる「Active Edge」を搭載し、人工知能(AI)がさまざまな機能をサポートしてくれるというGoogle純正のハイエンドスマートフォンです。そんなPixel 3ではいったいどんなことができるのか、実際にいろいろ触ってみました。

◆Active Edge
前モデルのPixel 2に搭載された握力センサー「Active Edge」はPixel 3にも搭載されています。


Pixel 3を握る手にぐっと力を入れると……


Googleアシスタントを呼び出すことができます。ロック画面からも呼び出すことができます。ロック解除して、アプリを立ち上げて……をしなくとも、ぎゅっと握って話しかけるだけでさまざまな操作が可能になります。


以下のムービーは、実際にActive Edgeで呼び出したGoogleアシスタントに話しかけて、Google Homeのアプリである「シナモロールトーク」でシナモンと会話する様子。

Google Pixel 3の握って操作できる「Active Edge」を使ってみた - YouTube


◆Android 9 Pie
Google純正のスマートフォンであるPixel 3は、記事作成時点で最新バージョンであるAndroid 9 Pieがインストールされています。Android 9 Pieでは、囲碁AI「AlphaGo」を開発したDeepMindの協力で実現したAI技術によって、バッテリーの持ちや画面の輝度が自動で調整されます。

また、「端末情報」から閲覧できる「Androidバージョン」を何度か連続でタップすると……


カラフルな「P」が画面一杯に表示されました。


画面をタップすると、色が変化。さらに「P」の部分を何度か連続でタップしてみると……


ペイントソフトが起動しました。保存はできませんが、自由にお絵描きができます。


◆Google レンズ
Google レンズは、機械学習を用いた画像解析によって、カメラに映ったテキストを翻訳したり、映っているものについての情報を検索したりすることができる機能です。以前からアプリとしては提供されていたものの、日本語には未対応でした。しかし、Google Pixel 3の日本上陸にあわせて、ついに日本語にも対応しました。

Googleレンズを利用するには、まずカメラを起動します。


「その他」から「レンズ」を選択します。


初回は「Google レンズへようこそ」という画面が表示されるので、「続行」をタップ


写真と動画の撮影をGoogleに許可するか尋ねられるので、「許可」をタップします。


Google レンズが起動するとこんな感じ。画面内のあちこちに白い点が表示され、カメラに映っているものを認識しています。


ここでマリオのamiiboをタップすると、画像検索でちゃんとマリオのamiiboがヒットしていました。


Google Pixel 3の外箱をスキャンすると、検索欄に「Google Pixel 3」と入力された状態で結果が表示されています。


編集部員が近くで焼いていた肉を撮影すると、牛肉であることは見事言い当てていた様子。なお、編集部員に確認すると「神戸ビーフではない」とのことで、GoogleのAIといえどもさすがに牛肉の品種までは言い当てられませんでした。


肉を食べている編集部員の足元をGoogle レンズで映すと、履いているズボンや靴を認識しました。試しに右の編集部員の靴をタップすると、類似の商品が表示されました。実際に履いている本人に確認してみたところ、まさに右に表示されているサンダルスリッパで間違いないとのこと。知り合いの着ている服や靴のブランドを知りたい時、Google レンズでスキャンすればすぐにわかるので、なかなか便利そう。


また、バーコードをスキャンしてみると、読み取った上で正しい商品名と画像、価格を表示してくれます。


カメラを映すと、いくつか認識したポイントがある模様。


カメラに刻まれたロゴを読み取っていました。


Google Pixel 3の説明書で、英語表記のページをスキャンしてみたところ……


認識結果に1つのURLが表示されました。


表示されたURLにアクセスすると、Pixelのセットアップについての公式ページが表示されました。テキストに含まれるキーワードや内容からAIが判断した模様。


こちらは、日本語翻訳されていない「Monopoly Game:Cheaters Edition」のカード。


スキャンされた文字部分は、テキストのように選択・コピーが可能でした。わざわざ英語の文章を見て打ち込まなくても、Google レンズを用いることでその場で翻訳したりコピー&ペーストしたりすることができます。Google レンズは、とにかくいろんなものを映して、どんな検索結果が出るのか調べるだけでも楽しい機能でした。


◆ポートレート機能
Pixel 3はシングルカメラですが、ポートレートモードによる撮影が可能です。例えば以下の場合だと、手前のマリオに焦点が合わさっていますが……


タップして、背景にいるイカにピントを合わせることもできます。


実際に撮影してみたのが以下の2枚。それぞれボケ味はシングルカメラで撮影したとは思えないほど良い感じ。


また、人の顔を撮影した場合、もしぶれてしまっても、その前後からカメラを向いている笑顔の写真をAIが選んでくれるとのこと。iPhone XS/XS Maxなど、カメラレンズが背面に2つついたデュアルカメラモデルも増えている中、Pixel 3はシングルカメラモデル。しかし、ポートレートモードやAIのサポートもあって、十分高機能となっているといえます。

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in レビュー,   モバイル,   ハードウェア,   動画, Posted by log1i_yk

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