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暗所・変顔・目閉じ状態でもちゃんと反応する顔認証搭載の「Pixel 4」を「Pixel 3」と比較してみた


公式の出荷予定日より前に、手元に届いたGoogle製スマートフォンの最新モデル「Pixel 4」&「Pixel 4 XL」。前モデルであるPixel 3やPixel 3aと比べたときに、端末のデザインはカメラ部分を除けば大きくは変わっていないものの、機能としては指紋認証をやめて顔認証を搭載するなどの変化がありました。

Pixel 4 - Google がつくりたかったスマートフォン - Google ストア
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◆目次
・Pixel 3とPixel 4の外観比較
・Pixel 4搭載の新型顔認証技術
・Pixel 3とPixel 4のベンチマークスコアの違い

◆Pixel 3とPixel 4の外観比較
左からGoogle Pixel 3(5.5インチ)、Google Pixel 4(5.7インチ)、Google Pixel 4 XL(6.3インチ)。Pixel 4と4 XLではベゼル下端が狭められたことがわかります。


ベゼル上端。上がPixel 3、下がPixel 4で、Pixel 3はデュアルカメラ(8メガピクセルの標準カメラ&広角カメラ)、Pixel 4は8メガピクセルの広角カメラのみと装備が異なりますが、ベゼルの厚みはほぼ同じ。


Pixel 3(上)とPixel 4(下)は、画面サイズこそ異なるものの寸法は147.1mm×68.8mmでまったく同じなので、ほぼピッタリと重なります。これは天面から画面左側面にかけての写真で、3の側面には、4の側面にはSIMカードスロットがあります。また、側面部は3がツルツル、4がマット仕上げという違いがあります。


電源ボタン部分は、3が本体カラーと同じ、4が白。


底面部。USB Type-CポートとSIMカードスロットがあるのが3(上)、USB Type-Cポートとスピーカーがあるのが4(下)。


2つの端末の最大の違いは背面。Pixel 3(左)は背面カメラがシングルで、カメラのある上部と下の大部分でパーツ素材が異なり、下の方はマット仕上げになっています。また、上寄りに指紋認証センサーが搭載されています。一方、Pixel 4(右)の背面はカメラ部分が出っ張っているのを除くとゴリラガラス5の一枚仕上げとなっていて、指紋認証も廃止されています。


◆Pixel 4搭載の新型顔認証技術
指紋認証に代わってPixel 4に搭載されたのが「フェイスアンロック」。顔認証によるロック解除機能は、Androidでは2017年4月発売のGalaxy S8、iPhoneでは同様の機能である「Face ID」が2017年11月発売のiPhone Xから搭載されていて、決して斬新な機能というわけではありませんが、Googleによればこれまでの顔認証に比べて「簡単で早い」とのこと。

顔認証は、初回起動時のセットアップ時に設定できるほか、スキップしても後ほど「設定」内の「セキュリティ」メニューにある「顔認証」を選べばいつでも設定できます。


顔の登録時はメガネや、薄い色のレンズであればサングラスをかけていてもOK。


画面に従って、スマートフォンを保持したまま顔を上下左右いろんな方向に向けます。


1分とかからずに登録は完了。


これで、デバイスに顔を向けるだけでロックが解除されるようになります。なお、登録時に説明のあったとおりメガネの有無はまったく問題にはならず、「メガネをかけた状態で登録して、メガネなしでロック解除」「メガネなしで登録して、メガネをかけてロック解除」のどちらもOKでした。


その使い勝手は「まるでロックを設定していないかのよう」。基本的にスマートフォンを使う時は画面を見ることになるので、フロントカメラは顔の方を向いています。その状態で電源ボタンを押すので、スリープが解けた瞬間にカメラが顔を認識してロックを解除してくれます。指紋認証だと、PINコード入力画面が表示された状態になってから指紋を認識してロックが解除されるという「解除待ち」がありましたが、それがないため、Pixel 3よりなお便利になった印象。

精度に関しては、装飾品や化粧などによる変化も許容する使い勝手と、そっくりな顔で突破されないようにするセキュリティ面との兼ね合いを感じました。


たとえば、風邪・花粉症用のマスクをつけてロック解除に挑んだところ、マスクを鼻までかけた状態ではロックは解除できなかったものの、鼻の下(鼻筋にかかる部分)までマスクを下げるとロックは解除されました。一方、マスクをかけた状態での顔認証登録は、鼻筋が見えるところまで下げれば登録できたものの、この状態だとマスクを外した場合にロック解除ができませんでした。

また、暗所での認証はバッチリで、周囲をほぼ真っ暗にした状態でディスプレイの明るさがあまり期待できない「明るさレベル0%」の設定でもちゃんとロックは解除されました。「変顔」については、表情筋のみで顔をゆがめて作った変顔であれば、口を開けていてもロックは解除されましたが、カメラに影響のない範囲で手を使って頬を上に持ち上げて目の形が変わるぐらいの変顔にするとロックは解除されませんでした。

なお、スケキヨさんのマスクはそもそも顔として登録ができませんでした。


人形であるiCEOもアウト。


目・鼻・口が出ているからか、覆面(目出し帽)は登録可能でした。この場合、覆面を脱ぐとロック解除はできないので、「素顔でロック解除されたので正体がばれる」という恐れはありません。


一方で、顔登録時に注意が出るように、目を閉じた状態でも機能するため、「寝顔を使ってロックを解除され、端末を勝手に操作されてしまう」という恐れがあります。この危険性はGoogleも認識しており、数カ月以内に行われるソフトウェアアップデートで対策が行われる予定です。人によっては、この「弱点」により何らかの損害を被る可能性があるので、くれぐれも気をつけてください。

◆Pixel 3とPixel 4のベンチマークスコアの違い
Pixel 3とPixel 4では、プロセッサがQualcomm Snapdragon 845 オクタコアとQualcomm Snapdragon 855 オクタコア、メモリが4GBと6GBといったスペックの違いもあります。これがどれぐらいの差になるのか、ベンチマークアプリ・Geekbench 5のスコアで比べてみました。

まずはPixel 3。CPUのベンチマークスコアはシングルコア「521」、マルチコア「1857」。


Computeのスコアは「1620」でした。なお、Geekbench 5のリリース時にもベンチマークを行っていますが、CPUのスコアはほぼ同じだったのに対して、Computeのスコアは「643」と大きな差があります。Pixel 3での大きな変化はAndroid 9からAndroid 10へのOS更新のみです。


続いてはPixel 4。CPUのベンチマーススコアはシングルコア「641」、マルチコア「2387」。


そしてComputeのスコアは「2231」。すべてのスコアでPixel 3を上回りました。


さらに、Pixel 4と同じプロセッサ・同じメモリ量のPixel 4 XL。CPUのスコアはシングルコア「751」、マルチコア「2581」。


一方、Computeのスコアは「2099」でした。


本体性能に続いては、外に持ち出してカメラ性能の違いをPixel 3と撮り比べてみました。

・つづき
Pixel 4とPixel 3のカメラにはどれぐらい差があるのか写真・動画を撮り比べてみた

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in レビュー,   モバイル,   ハードウェア, Posted by logc_nt

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