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「iPod」誕生から17年、長らく新モデルが登場していないiPodはこのまま終わりを迎えてしまうのか?


2001年10月23日、当時AppleのCEOを務めていたスティーブ・ジョブズが、カリフォルニア州クパチーノにあるApple Town Hallでデジタルオーディオプレーヤーの初代iPodを発表しました。それから17年もの月日が経過し、iPodはiPhoneやiPadなど、さまざまなプロダクトへと進化を遂げています。

Happy 17th Birthday to Apple's Original iPod - Mac Rumors
https://www.macrumors.com/2018/10/23/apple-original-ipod-turns-17/

2001年10月にジョブズが発表した初代iPodは、Apple伝統の使いやすさと、デジタルオーディオプレーヤーとしての携帯性、そしてiTunesとの自動同期機能の「Auto-Sync」という3つの革新的な機能を持ち合わせていました。また、当時の市販のハードディスク型音楽プレーヤーのわずか20%の大きさしかなく、それでいて再充電可能なリチウムポリマーバッテリーを搭載しており最高10時間の連続再生が可能という極めて優れたオーディオプレーヤーでした。


初代iPodは5GBの1.8インチハードドライブを搭載しており、この中に1000曲もの楽曲を保存することが可能でした。発表当時は「1000曲をポケットに入れて持ち運べる」と大々的に宣伝され、アメリカでは399ドル、日本では税別4万7800円で販売されました。以下のムービーはジョブズが初代iPodを発表した際に、イベントの中で流れたiPodのCMです。

First iPod Commercial - 1000 Songs In Your Pocket - YouTube


初代iPodは白黒のLCD(液晶ディスプレイ)とホイール型の操作系統を持っており、シンプルで直観的なスクロールインターフェイスを採用していたため、何百曲と入っている楽曲も素早くスクロール可能でお目当ての曲が簡単に探し出せるようになっていました。

初代iPodから採用されていたこのホイール型のインターフェースは、その後も長らくiPodシリーズの特徴の1つとして残り続けており、2009年に登場した最後のiPod classicにも採用されています。なお、iPod classicは2014年9月に販売終了となりました。


なお、Apple関連のニュースを報じるMac Rumorsが運営するフォーラム上には、2001年に初代iPodが登場した際のユーザーの反応が残っています。反応を見てみると、「もっと他の何かを望んでいた……」や「まだこれを信じることができない!こんな馬鹿げたことのために誇大宣伝をうっていたのか!誰がMP3プレーヤーを気にするというの?」といった批判的な声から、「素晴らしい!」「399ドルとはうれしい!ちょっとApple Storeをのぞいてくる!」「他のMP3プレーヤーは5GBのハードドライブは持っていない。同サイズのものならせいぜい64MB程度だよ」とiPodの登場に歓喜する人までさまざまです。

Apple's New Thing (iPod) | MacRumors Forums


初代iPodが登場して以降、Appleは毎年iPodの新しいバージョンを発表します。中でも新しいiPodシリーズとして生まれたのが、2004年登場のカラー版iPod「iPod Photo」と小型版iPod「iPod mini」、2005年にはiPod miniよりもさらに小型な「iPod nano」とディスプレイがない代わりに端末サイズが劇的にコンパクトになった「iPod shuffle」が登場し、2007年には従来モデルから幅広なデザインに変身した第3世代iPod nanoとタッチディスプレイ搭載の「iPod touch」が登場しました。


その後、第3世代iPod nanoやiPod touchと同じ2007年に発表された「iPhone」が人気を博し、iPodの需要は徐々に小さくなっていきました。iPhoneシリーズは2018年には新型のiPhone XSおよびiPhone XS Maxが登場し、2018年10月26日にはiPhone XRも登場予定となっており、その人気は衰えるところを知りません。

iPhone XRはiPodシリーズのようにカラフルなバリエーションを備えているのが特徴です。


一方で、2014年には初代iPodの後継モデルであったiPod classicの製造が終了。2017年にはiPod nanoおよびiPod shuffleの製造も終了となっており、2018年時点で製品名に「iPod」と付くのは第6世代iPod touchのみとなっています。

ただし、この第6世代iPod touchも2015年以降はアップデートされていないため、いつApple Storeの製品ラインナップから姿を消すことになるのか気が気でないところ。それでも第6世代iPod touchは2018年にリリースされた最新版のiOS 12にしっかり対応しています。


記事作成時点ではiPodおよびiPod touchの新モデルのウワサなどはありませんが、第6世代iPod touchは32GBモデルが税別2万1800円、128GBモデルが税別3万2800円でApple Storeから購入可能です。

iPod touchを購入 - Apple(日本)

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in モバイル,   ハードウェア,   動画, Posted by logu_ii

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