「iPod」誕生から15年、iPodはこうやって進化してきた

2001年9月にスティーブ・ジョブズがAppleのスペシャルイベントで初代「iPod」を発表してから15年となりました。今ではiPodの機能はiPhoneやiPadに統合され、個別にiPodを持ち歩く人は少なくなってきましたが、全モデルを通して数え切れない台数を売り上げたiPodは、人々の音楽の聴き方や楽曲の購入方法までありとあらゆる概念を変えてしまったといっても過言ではありません。そんな初代iPodからiPod classicの販売が終了するまでのiPodの歴史がわかるムービーをCNNが公開中です。
15 years ago today, Steve Jobs unveiled the first generation iPod. Here's how far the device has come: https://t.co/QGkBZnghYF pic.twitter.com/qsSHovzVAE
— CNNTech (@cnntech) 2016年10月23日
2001年9月に初代iPodが登場。

生前のスティーブ・ジョブズが「初代iPod」のプレゼンを行っています。

ジョブズは「数千曲をポケットに入れられる5GBのiPod」と説明し、瞬く間に人気音楽プレーヤーとして周知されるようになりました。

斬新なアイデアだったiPodの登場により、レコードを使わずにDJをするという現代風のプレイスタイルも登場。

2004年1月には「iPod mini」が登場。ホワイト1色だった初代iPodに対して5色展開のバリエーションを持ち、大幅な小型化によって世界中で爆発的なヒットに。

2005年1月には小型化を追求してディスプレイを取り払った「iPod shuffle」が登場。シャッフル再生による「すべて、偶然に任せよう。」という独特なコンセプトが採用されたわけですが、これも売り切れが続出。初のフラッシュメモリ搭載iPodでもあります。

初代iPod shuffleは縦長のリモコンのようなデザインでしたが、第2世代からはさらに小型化したクリップタイプになり、ジョギングなどには使い勝手のいいモデルでした。

2005年9月にはiPod miniの後継機となる「iPod nano」が登場。

長細いデザインで極薄の本体を実現したiPod nanoは、発売から17日間で1700万台を売り上げたことがニュースになっています。

2005年10月には初代iPodの流れを汲む大容量モデルの「iPod classic(第5世代)」が発売されました。

最大の特徴は初めてiPodに動画を取り込んで再生できるようになったことで、別名「Video iPod」とも呼ばれました。

2007年9月に登場したのはタッチ操作のみで音楽を再生する「iPod touch」。2007年6月に登場した初代iPhoneと同様に、Wi-Fi接続でiTunesから楽曲が購入できるようになったほか、音楽だけでなくメールやゲームなどのアプリも使用可能。

2014年9月には、大容量の楽曲を持ち運べることで音楽ファンから根強い人気を誇っていたiPod classicの販売が終了しました。

なお、The Vergeは歴代iPodの公式画像を掲載しており、以下のページから見ることができます。
The iPod turns 15: a visual history of Apple's mobile music icon - The Verge
http://www.theverge.com/2016/10/23/13359534/ipod-mini-nano-touch-shuffle-15-years-visual-history-apple
初代iPod(2001年)

iPod第3世代(2003年)

iPod mini(2004年)

iPod第4世代(2004年)

iPod U2 Special Edition(2004年)

初代iPod Shuffle(2005年)

初代iPod nano(2005年)

iPod第5世代(2005年)

初代iPod touch(2007年)

iPod classic(2007年)

iPod nano第5世代(2009年)

iPod touch第4世代(2010年)

iPod Shuffle第4世代(2010年)

iPod nano第7世代(2012年)

そして記事執筆時点では「iPod touch第6世代(2015年)」となっており、もう随分と長い間進化していませんが、今のiPhoneの技術力を適応すればさらに進化したiPodも実現できるはず。もう1歩先へ進むのか、それともここで終了して過去の遺物と化すのか、Appleがどのような判断を今後下すのかは未知数です。

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