iPod nanoとiPod shuffleの製造ライン停止、およそ12年にわたる歴史に幕

By Keng Susumpow

iPod classicの製造中止から3年が経過した2017年になり、iPod shuffleとiPod nanoの製造も中止となることが明らかになりました。

Apple discontinues iPod nano and shuffle and doubles iPod touch capacities to 32GB and 128GB | TechCrunch
https://techcrunch.com/2017/07/27/apple-discontinues-ipod-nano-and-shuffle-and-doubles-ipod-touch-capacities-to-32gb-and-128gb/

テクノロジー関連ニュースサイトのTechCrunchがAppleに問い合わせたところ、「我々はiPod touchの2つのモデルを使ってiPodのラインナップを単純化しました。iPod shuffleとiPod nanoの製造は中止されます」という返答があったそうです。iPod shuffleとiPod nanoはどちらも2005年に初登場した端末で、発売から12年でその歴史に幕を閉じることとなります。

左からiPod nanoの第1世代(2005年発売)・第2世代(2006年発売)・第3世代(2007年発売)・第4世代(2008年発売)で、第5世代(2009年発売)は第4世代と同様の見た目です。

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そして第6世代(2010年発売)のiPod nanoペットボトルのキャップくらいの非常にコンパクトな端末になっています。

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最新にした最後のモデルとなったiPod nanoの第7世代(2012年発売)はディスプレイサイズが拡大してiPhoneっぽいデザイン。

By davidd

iPod shuffleはディスプレイなどがない入っている音楽をランダムで再生するだけの完全なる音楽再生プレイヤー。1番奥の白色のスティックが第1世代(2005年発売)で、手前右が第2世代(2006年発売)、手前左が第3世代(2009年発売)

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第4世代(2010年発売)が最新モデルとなります。

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iPod shuffleとiPod nanoの製造中止により、「iPod」の名前を持った端末は「iPod touch」のみとなります。これと同時に、Appleはこれまで199ドル(約2万2000円)で16GBモデル、299ドル(約3万3000円)で64GBモデルのiPod touchを販売していたのですが、新しく199ドルで32GB、299ドルで128GBのモデルを販売しており、同じ値段でより容量の大きなモデルをゲットできるようになっています。

iPhoneの登場により音楽プレイヤーのiPod shuffleやiPod nanoといった端末の需要が減ったことは明らか。現在では、Apple Musicの登場により自分で音楽データを所持する必要すらなくなっています。

過去5年間にわたってiPod nanoがアップデートされていないという事実は、これら以外のアプリを動作させられるiOS搭載端末にAppleが焦点を当てていたことの紛れもない証拠であり、AppleにとってiPod用のアプリケーションとして最重要なものが「Apple Music」であることは明らか。よって、「Apple Musicに対応していない端末のサポートはAppleにとってほとんど意味のないこと」と、iPod shuffleとiPod nanoの製造中止が決まった理由をTechCrunchは推測しています。

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