ソフトウェア

マインクラフトの心臓部「ソースコード」の一部がオープンソースとして順次リリースされ誰でも自由に再利用できる状態に


世界的人気を誇るゲーム「Minecraft」の心臓部といえるソースコードのライブラリがオープンソース化され、順次リリースされることになりました。

Programmers: Play with Minecraft's Inner Workings! | Minecraft
https://minecraft.net/en-us/article/programmers-play-minecrafts-inner-workings

公開の対象となるのはMinecraft Java Edtionのソースコードの一部で、GitHubでMITライセンスのもとで配布されます。再利用は完全に自由とのことで、クレジット表記さえきちんと行えば、より強力なModの開発やMinecraftには関係のないプロジェクトへの転用など、あらゆる用途に利用してOKとのこと。今回公開される「ライブラリ」とは、ゲームを構成するさまざまなゲームエンジンのパーツの一つとなるもの。


当初公開されるライブラリは「Brigadier」と「DataFixerUpper」の2種類で、それぞれ次のようなものとなっています。

◆Brigadier
軍隊用語で「准将」などを意味するBrigadier(ブリガディア)は、Minecraftが使っているコマンドエンジンで、入力されたランダムな文字列をゲーム内で実行できる実際の機能へと変換させる機能があるとのこと。Minecraftのゲーム画面でキーボードで「/」を入力すると、画面左下にコマンドの候補一覧が表示され……


コマンドの入力を進めると、要素が自動的に色分けされるようになっています。


Java開発者の@DinnerboneことNathan Adams氏はMinecraftコミュニティにBrigadierを提供することで「いつか非常にユーザーフレンドリーになれば良い」と展望を述べています。Minecraftでコマンドラインを使用している人の例はまだまだ少ないものの、Brigadierの提供によりその状況が変化することを狙っている模様です。

GitHub - Mojang/brigadier: Brigadier is a command parser & dispatcher, designed and developed for Minecraft: Java Edition.
https://github.com/Mojang/brigadier

◆DataFixerUpper
ゲーム開発者によって新しい機能がMinecraftに実装されると、それに応じてゲームのレベルデータやセーブファイルの保存方法にも変更が加えられる必要があります。DataFixerUpperは、このようにして古くなったデータのフォーマットを最新のものへと変換させる機能を持つライブラリです。あまり目立つものではなく、ユーザーフレンドリーな内容ではないDataFixerUpperですが、それもMinecraft Javaチームが公開を決めた原因の一つだとのこと。


GitHub - Mojang/DataFixerUpper: A set of utilities designed for incremental building, merging and optimization of data transformations.
https://github.com/Mojang/DataFixerUpper

今回のリリースではBrigadierとDataFixerUpperという2つのライブラリが公開の対象になりましたが、今後はMinecraft 1.14のためにリライトされたレンダリングエンジン「Blaze3D」も候補の一つとしてリストアップされているとのことです。

なお、Minecraftの生みの親であるマルクス・ペルソン氏は2011年9月に「セールスが落ち始め、一定の期間が過ぎたら、私はゲームのソースコードを何らかのオープンソースの形でリリースすると思う」「それはパブリックドメインの形になるだろう」という意向を語っていました。

Minecraft
http://web.archive.org/web/20110920065648/http://www.minecraft.net/game

Once sales start dying and a minimum time has passed, I will release the game source code as some kind of open source. I'm not very happy with the draconian nature of (L)GPL, nor do I believe the other licenses have much merit other than to boost the egos of the original authors, so I might just possibly release it all as public domain.

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in ソフトウェア,   ゲーム, Posted by darkhorse_log

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