国家の威信をかけた月面到達プロジェクトに挑んだニール・アームストロングの伝記映画「First Man」予告編第3弾が登場

アポロ11号に搭乗して月面着陸を成功させ、世界初の月面歩行者となったニール・アームストロング氏の伝記をもとに制作された映画「First Man」の予告編第3弾が公開されました。ケネディ大統領の宇宙開発にかける熱意を訴える演説がムービーのバックに流れ、「人類を月に送る」という計画が国家の威信をかけた一大プロジェクトだったことが実感できます。

First Man - Official Trailer #3 [HD]

打ち上げ前のロケット。

白黒TVの画面の中には、宇宙開発にかける熱意を演説で訴えるケネディ大統領の姿が映し出されています。

人類史上初の月面着陸を達成するアームストロング氏も、TVの中を見つめます。

ケネディ大統領は「我々は途方もないチャレンジをしようとしています」と述べ……

「ここ数週間でも、宇宙進出につながる素晴らしい成果がありました」と宇宙開発が順調であることをアピールします。

冷戦中はアメリカとソ連の間で激しい宇宙開発競争が繰り広げられており……

どちらが最初に月へ到達するのかという点が、大きな争点になっていました。

サングラスをかけた男性が見上げるのは……

発射台にセットされたロケット。

人類の月面到達は、文字通り国家の威信をかけたプロジェクトです。

もはや宇宙飛行士個人の問題ではなく……

宇宙への挑戦は多くのマスコミによってアピールされます。

「宇宙への進出は、我々の未来を握る鍵だ」とケネディ大統領は演説し……

「アメリカを挙げて月面着陸を達成するべきだ」と主張しました。

もちろん月面到達までの道のりは楽なものではなく……

多くのリスクを抱えています。宇宙飛行士が無事に帰って来るという保証はありません。

勢いよくロケットエンジンから推進剤が噴射され……

宇宙飛行士たちは宇宙へと旅立ちます。

アメリカ国民の期待をのせたロケットが打ち上がりました。

宇宙飛行士の家族も……

多くのマスコミに囲まれ、注目の的になっています。

宇宙開発にかける熱意を訴えるケネディ大統領は、「我々は宇宙という新しい海を航海することを決意した」と語り……

「そのことにより、新たな知識が得られるだろう」と宇宙開発のメリットをアピール。

さらに続けて、「『なぜ月なのか？』と人は言うだろう」

「なぜ人は高い山に登るのか、それと同じだ」

「我々はそれが簡単だからチャレンジするのではない」

「それが困難だからこそチャレンジするのだ！」

ケネディ大統領は高らかに宇宙開発への熱意を宣言します。

月面に到達したアームストロング氏は……

ゆっくりと宇宙船から下りていき、「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍」という言葉で知られる、歴史的な一歩を踏み出します。

地球から遠く離れた月面で、いったい何を思うのでしょうか。

「First Man」は、2018年10月12日にアメリカで公開される予定となっており、日本公開は2019年2月の予定です。