辛すぎてメニューから消えた幻の激辛タンメンを「15倍の辛さ」にして復活させた「炎魔湯麺(ENMA-TANMEN)」の激辛っぷりを味わってみた

日本列島で地域によっては5年ぶりという暑い気候になっていますが、暑い気候ほど「辛い食べ物」でブワッと汗をかいて涼しくするというのも選択肢の1つ。そんな季節にぴったりな激辛メニュー「炎魔湯麺(ENMA-TANMEN)」が2018年7月16日(月)からYahoo！ショッピング限定で登場しています。過去に「辛すぎてクレームがきた」という逸話を持って消えた幻の「炎魔湯麺(えんまたんめん)」が「15倍の辛さ」になり、唐辛子・豆板醤・コチュジャンベースで仕上げて究極の辛さでありながらも、旨味やコクにもとことんこだわったという激辛タンメンを調理して食べてみました。

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これが「炎魔湯麺(ENMA-TANMEN)」(4食セット：税込2580円)です。炎魔湯麺を提供していた中華料理店「炎麻堂(えんまどう)」と「Yahoo！の辛いもの好き社員」とが共同開発をした商品となっています。炎麻堂では「辛すぎてクレームがくる」という理由で記事作成時点で炎魔湯麺を提供しておらず、使用していたスープは別の激辛メニューとして生まれ変わっているので「お店でも食べられない幻の激辛タンメン」となっています。

「地獄のように辛い」という「炎魔湯麺(ENMA-TANMEN)」のパッケージには地獄の主である閻魔大王が描かれています。

箱の中には「炎魔湯麺(ENMA-TANMEN)」が4食分入っています。保存期間は常温で2週間ほど。

1食につき「炎魔湯麺スープ」と「生中華麺」を1つずつ使います。

箱の中には他に原材料などを記載した紙が入っています。生中華麺の内容量は110gで、原材料は小麦粉・食塩・かん水などオーソドックスなものが並んでいます。炎魔湯麺スープの内容量は89gで、原材料は唐辛子・しょうゆ・香味油・トウチ(黒大豆・食塩)・豆板醤など中華系の材料と辛味を想像させるものが目を引きます。また、材料の表記は重量の割合が多いものから順に記載されるので、1番最初に「唐辛子」が記載されているところからも、激辛な味付けであることが想像できます。

裏には作り方が書いてあって、作り方はスープをお湯で溶き、茹でた麺を加える「お手軽バージョン」と、スープを水から加熱して、野菜などの具材をプラスした「本格的な味バージョン」があります。今回は「本格的な味バージョン」の方で調理します。

また、追加の具材としてニラ・長ネギ・キャベツ・もやしを用意しました。

「炎魔湯麺(ENMA-TANMEN)」の作り方には「野菜を一口大に切る」と分量などは特に書かれていなかったので、レシピサイトのタンメンのレシピを参考にして、具材全てで140gほどの量になるように野菜をそれぞれキャベツ40g・長ネギ30g・ニラ30g・もやし40gほどを用意しました。

次に麺を茹でるために、鍋にたっぷりの熱湯を用意します。今回は1リットルほどの水を湧かします。

スープができた直後に麺が茹で終わるタイミングになるように、火を止めるなど火加減を適宜調節してください。

次に別の鍋を用意してスープ作りに取り掛かります。と言っても袋に入っている炎魔湯麺スープを袋から絞り出して水で溶いて加熱するだけです。なお、「お手軽バージョン」では、熱湯でスープを溶いて終了なのでさらに簡単。

袋に入っている炎魔湯麺スープを絞り出したら、230mlの水で溶きます。

炎魔湯麺スープを溶き終わったら、コンロの火をつけます。このスープに先ほど切った野菜を後で追加します。

鍋肌の炎魔湯麺スープがふつふつと泡だってきたら沸騰直前。

先ほど一口大に切っておいた野菜を全て入れます。

1～2分野菜を茹でてスープの調理が終了。

このぐらいのタイミングで別の鍋の麺を茹でるための熱湯が沸いていると、スープと麺を熱々のタイミング合わせやすいのでオススメ。

次に麺を茹でます。別の鍋で沸騰しているお湯の中に、袋から出した麺を投入。

吹きこぼれないように麺を時々かき混ぜます。

麺を2分茹でたらザルなどで麺の水気を切ってラーメンどんぶりに移して……

熱々のスープと合わせれば調理が全て終了。調理にかかった時間は20分ほどですが慣れるともっと早くできそう。

「炎魔湯麺(ENMA-TANMEN)」ができあがりました。香辛料の刺激的な香りが漂います。

とても辛いとのことなので氷水を用意しました。

炎魔湯麺スープが持つ辛味は麻辣味といって、唐辛子による舌がヒリヒリするような辛さの「辣味」(ラーウェイ)と、中華香辛料の花椒で舌が痺れるような辛さである「麻味」(マーウェイ)という2種類の異なった「辛さ」でできているとのこと。

ややとろみがあるスープを口に運んでみると、旨味とコクが感じられ、すすった瞬間に唐辛子や花椒などの香辛料のかおりが口に広がります。しかし、スープを飲んだ瞬間に旨味とコクの存在感を圧倒的に凌駕するほどの辛さに襲われ、舌がスープを感じた瞬間に飲み物が必要なレベルに到達。スープの辛さは尋常ではなく、一口飲んだだけでノドが少し痛くなりました。

すぐさま用意していた氷水に手を伸ばします。一口目からあまりの辛さに驚いてしまいました。

麺はコシがあって、麺自体にほんのりと塩気がある食べごたえのある麺。すすった瞬間に麺に絡んだスープの香辛料の香りがフワッと感じられます。

スープが麺によく絡みついているので、麺をすするたびに激辛のスープがノドを直撃。ノドがどんどん痛くなり、鼻水がでてきます。ついにはノドの痛みは我慢の限界に達して、鼻水はティッシュが必要になるほどになり、これ以上麺をすすることが不可能になりました。

幾度となく氷水に手が伸びてしまうレベル。

野菜はスープの沸騰直前に1～2分茹でただけなので、シャキシャキとちょうど良い食感。白色だった太ネギもスープをよく吸って赤色に近いオレンジ色に染まっており、スープによって激辛の太ネギへと変貌を遂げています。

麺をすすれずに箸でつまんで食べていると、スープだけが残って、どんぶりに激辛スープのみの真っ赤な湖ができてしまいました。

覚悟を決めてスープを一気に飲んだら旨味と猛烈な辛味が押しよせてきて、額と肩甲骨にじわりと汗をかき、こめかみからは大粒の汗が垂れます。

氷水で休憩を挟みつつ……

最後まで飲みきったことには大量の汗が噴き出しており、そのおかげで涼しさすら感じてしまう事態に。また、他の編集部員に指摘されたのですが、炎魔湯麺の辛さで自分の顔が真っ赤であることに初めて気づきました。

「炎魔湯麺(ENMA-TANMEN)」は4食セットが送料無料で定価は税込2580円ですが、2018年8月16日(木)までは「発売1ヶ月記念価格」として900円安い税込1680円で販売される予定となっています。なお、辛すぎてもクレームを入れないように注意してください。

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