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3Dプリンターで複雑形状を実現し、電極を内蔵することで照明器具にもなれる「スマートコンクリート壁」


3Dプリンターで出力した型枠を使って複雑な形状を実現し、さらにコンクリート本体にも電極や導線、照明器具を埋め込むことで、従来よりも多くの機能を実現することができる「スマートコンクリート壁」の開発が進められています。

the world's first 'smart concrete wall' is activated by the touch of a hand
https://www.designboom.com/architecture/smart-concrete-wall-nowlab-bigrep-3d-printing-06-27-2018/

このスマートコンクリート壁は、ベルリンに拠点を置く学際的デザインスタジオのNOWlabが開発しているもの。素材にコンクリートを使いながらも複雑な形状を実現しているのがポイントであると同時に、コンクリートそのものに電気設備を組み込むことで、以下の写真のように照明器具と一体化させることも可能です。


複雑な形状は、以下の写真で黒く見える特殊な型枠を使うことで実現されています。この型枠は3Dプリンターで出力されたもので、かつて専門の職人が磨いていた高品質なコンクリート製品の製造技術を、誰もが利用できることを目指しているとのこと。


上から見ると、コンクリートの壁が微妙なねじれのラインを描いていることがわかります。かつては技能のある職人だけが可能だったこのような仕上がりを、デジタル技術で再現してしまうのが開発の目的の一つです。


上部の開口部には、このように照明器具が埋め込まれており……


コンクリートの一部を手でタッチすることで、点灯させることが可能。しかし、外観上はどこにもスイッチらしきものはありません。


その仕組みは、コンクリート成形時に組み込まれていた電気設備によって成り立っています。ケーブル類も3Dプリンターで出力されており、壁全体が一つの装置となって機能するようになっています。


この技術を活用することで、長いスマートコンクリート壁を作ることも可能です。

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in ハードウェア, Posted by logx_tm