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4K HDRカメラ搭載の折り畳みドローン「ANAFI」をParrotが発表、DJI Maciv Airの対抗機で価格は9万円を切る


180度回転するジンバルに4K HDRカメラを搭載し、最大で2.8倍というロスレスズーム撮影が可能な折り畳みドローン「ANAFI」をParrotが発表しました。Parrotとしては2016年の「Parrot Bebop 2」など以来約2年ぶりの新型機発表で、DJIが取り扱っている小型折り畳みドローン「Mavic Air」の対抗機と目されています。

ANAFI | Parrot Store Official
https://www.parrot.com/jp/doron/anafi#anafi

ANAFIはParrotが2年の開発期間をかけて満を持して発表したという新型ドローン。機首に搭載される21メガピクセルの4K HDRカメラは、Parrot独自の3軸ぶれ防止・180度チルトジンバルにマウントされ、最大2.8倍(4K時は1.4倍)のロスレスズームを使った撮影が可能です。プロペラが新開発されており、従来モデルに比べて大幅な騒音軽減を実現。25分間の飛行が可能で、人工知能を搭載することで自動飛行モードを利用し、ドローンらしい壮大なショットを撮影することが可能とのことです。


細身の本体から4本のアームが伸びる構造になっていることがわかるアングル。180度ジンバルを搭載しているので、カメラが真上を向いているのがわかります。


真上を向くことができるということで、こんなふうに被写体を真下のアングルから狙うことが可能です。


折り畳むと非常にコンパクトになり、専用のケースに収納して持ち運ぶことが可能。


本体の大きさは、アームを展開した状態でも手のひらに乗るぐらい。記事作成時点では詳細な寸法値は明らかにされていませんが、構造体にカーボン繊維やガラスマイクロビーズを使うことで、機体重量はわずか320グラムに収まっているとのこと。これはDJI Mavic Airの実測値「432グラム」を大きく下回っています。


ANAFIのコントローラーは、「FreeFlight 6」アプリをインストールしたiPhoneまたはAndroidのスマートフォンを取り付て使うようになっています。スマートフォンの画面には、ANAFIの搭載カメラによる映像が写し出されるようになっており、スマートフォンの画面をいかしたわかりやすい操作ができるようになっています。撮影モードに「Reveal」「Epic」「Rise」「360°」の4つのモードを搭載した「CineShots」機能で、自動追尾を含む多彩な撮影が可能で、旅行先の風景を収める「セルフィー撮影」モードを使うこともできます。


ANAFIは最大で秒速16.6メートルの風に耐え、スポーツモードでは最高時速55kmのスピードを実現。ドローンの各脚にはデュアルバンドアンテナ(2.4GHzと5GHz)を搭載し、HDビデオストリーミングと最高で4km離れた地点からの操作を可能としています。


製品のセット内容は以下のとおり。非常にコンパクトに収まっていますが、ひょっとするとコントローラーは別で持ち運ぶ必要がありそうな点は少しだけ気になるところです。


記事作成時点では、Parrotの日本語サイトでは価格が掲載されてませんでしたが、Amazonでは8万1630円で予約受付が始まっています。ライバル機のDJI Mavic Airの公式サイトでの価格の10万4000円を下回るものとなっています。

Amazon.co.jp: 【国内正規品】Parrot ANAFI ドローン ウルトラコンパクト フライング 4KHDRカメラ PF728005 : カメラ

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in ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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