大都市ロンドンが巨大な無限軌道で爆走して他の都市を食べて大きくなっていく「移動都市/モータル・エンジン」最新予告編
「たった60分の戦争で文明が荒廃した遠い未来、人類は移動する都市がお互いを狩り合う弱肉強食の世界に生きていた」というフィリップ・リーヴの小説「移動都市」を、「ロード・オブ・ザ・リング」で知られるピーター・ジャクソン製作・脚本、クリスチャン・リヴァース監督によって映画化した「移動都市/モータル・エンジン」の最新予告編が公開されています。
Mortal Engines Official Trailer [HD] - YouTube
轟音をあげて爆走する巨大な無限軌道。その上には巨大な都市が乗っかっています。
「なんだあれは!」という声に、「あれがロンドン」と答える少女(演:ヘラ・ヒルマー)
ロンドン内部では、ぼろぼろになったプロジェクター、ブラウン管、液晶モニターといった「歴史的遺物」が棚に飾られています。
ロンドンからフックのついたロープが打ち出され……
小さな都市にがっちりと食い込みます。
そのままずるずると引きずり込まれる移動都市。
ロンドンの巨大な口に移動都市が飲み込まれていきます。
移動都市は解体され、住民がぞろぞろと降りてきます。
移動都市の住民たちを「ロンドンへようこそ」という看板が出迎えます。
解体現場には、ロンドンの史学ギルド長のサディアス・ヴァレンタイン(演:ヒューゴ・ウィーヴィング)の姿がありました。
群衆に囲まれるヴァレンタインを見つめるのは、移動都市に乗っていた少女です。
少女は懐からナイフを取り出します。
少女の様子がおかしいことに気付いた史学ギルド見習いのトム(演:ロバート・シーハン)が、「気をつけろ!」と大声を上げますが……
少女は「これは母のかたきよ」と言いながらヴァレンタインの腹にナイフを突き立てます。
そのまま逃げ出す少女。
しかし、逃げた先はダストシュートで、行き止まりとなっていました。少女はダストシュートに逃げ込もうとします。
トムは追いかけて、助けようとしますが……
「なぜ私のお母さんを殺したのかヴァレンタインに聞いて」という言葉を残し、少女はその手を振りほどいて、自らダストシュートに落ちていきました。
さらに遅れてやってきたのは、ヴァレンタインでした。
しかし「君を死なせることになって申し訳ない」とささやいて、ヴァレンタインはトムをダストシュートへ突き落としてしまいます。
トムと少女は外に投げ出されてしまいます。森に深く刻み込まれた履帯の跡がロンドンのあり得ないほどの巨大さを物語っています。
トムと少女は他の移動都市と合流。
個性的な仲間たちと共に手を取りあい、ロンドンへ立ち向かうことを決意します。
一方その頃、ロンドンではヴァレンタインが何かを企んでいる様子。
陸の上だけではなく、飛行船による空戦も描かれます。
ロンドンのてっぺんから巨大なレーザーが発射されています。圧倒的なスケールと攻撃力で暴走し肥大化するロンドンを、人々は止めることができるのでしょうか。
「移動都市/モータル・エンジン」は2019年3月の公開が予定されています。
映画『モータル・エンジン』公式サイト
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