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Amazonで商品を返品しまくった人がBANされる出来事が連発中

By Stock Catalog

Amazonでは、購入後に客に届いたあとの商品であっても多くの場合は返品を受け付けるポリシーを定めています。しかし、あまりに多くの返品をしまくった人がAmazonからBANされてしまい、サービスを利用できなくなるケースが多発していることが報じられています。

Banned From Amazon: The Shoppers Who Make Too Many Returns - WSJ
https://www.wsj.com/articles/banned-from-amazon-the-shoppers-who-make-too-many-returns-1526981401

Amazon banning shoppers who return items too often - CNET
https://www.cnet.com/news/amazon-is-banning-shoppers-who-make-too-many-returns/

Amazonを利用したことがある人なら確認したことがあるかもしれませんが、Amazonでは自社が販売した商品と出品者がマーケットプレイスで販売した商品の両方で返品を受け付けています。もちろんそれには一定の条件を満たしている必要があり、以下の日本のAmazonの規約のように受注生産品や初期不良であると認められない商品については返品が認められていませんが、開封済みの商品であっても一部代金が返金されるなど、基本的に返品を受諾する方針が掲げられているといえます。

Amazon.co.jp ヘルプ: 返品・交換の条件


しかし、返品OKのポリシーを掲げているはずのAmazonが、一部の返品の多かった人のアカウントをBANするという措置を進めていることが明らかになっています。実際にBANされた人の中には一切の説明なしに突然アカウントが閉鎖されてしまった人もいるようで、「なんでもストアから追放されてしまった」とブログを公開する人も現れています。

Exiled from the Everything Store
http://www.patheos.com/blogs/imortal/2015/05/06/exiled-from-the-everything-store/

ある女性Amazonユーザーは、アカウントがBANされてしまったことについてAmazonに問い合わせたところ、「過去12カ月で複数の返品があったことを確認しました。また、返品された商品について返金や交換のご依頼があったことを確認しています。当社ではAmazonでのお買い物をより良くするためのサポートを行っております。どのような理由で返品をされたのか、お聞かせください」といった内容の返信が届いたことをスクリーンショットにとり、「なんて素晴らしいカスタマーサービスでしょう。私の返品理由に目を通していますか?(去年で6件でしたが…それでさえ多すぎると?)また、受け取ってもいない商品について交換を申し出たと?」というコメントをハッシュタグ「#BoycottAmazon(Amazonをボイコットしよう)」付きでツイートしています。

@amazon - wow, great customer service, so personal and caring! Do u even read my return reasons (like 6 purchases in the last year...and that’s too many?) and a replacement for something I NEVER rec’d. #BadCustomerExperience #onlineshopping #Horrible #ShopLocal #BoycottAmazon pic.twitter.com/2DY1qHmFka

— Claire Bochner (@cmbochner)


Amazonの返品ポリシーでは「返品の多い客はサービスから締め出されることがある」とは規定されていませんが、その一方で利用規約にはAmazonの裁量でユーザーの利用停止を行うことが可能であるとされています。日本のAmazonの規約では、「アマゾンは、その裁量の下で予告なく、サービスの拒否、アカウントの停止、アマゾンサービスの利用許諾の解除(~中略~)等の変更および停止を行う権利を留保します。」と記載されています。


Amazonの広報担当者はCNETの取材に対し「当社では全てのお客様にAmazonを利用していただけるよう望んでいますが、一部の利用者が当社のサービスを長期間にわたって悪用するという、まれな事態が存在します」「当社ではこのような決断を軽々に下すことは決してありませんが、全世界で3億人以上というお客様がいる状況で、当社はお客様のAmazonにおけるお買い物体験を保護するために行動を起こします。もし、当社の間違いで発生した事象ということであれば、適切な対応を検討しますので直接ご連絡ください」とコメントしています。

果たして何件・何割の返品でBAN措置を受けるのか、そこのところが明らかになってほしいところではありますが、一方で「自分はひょっとして返品が多いのでは」という心当たりのある人は、このような出来事があることも頭に入れておいた方が良さそうです。

By Zhao !

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in ネットサービス, Posted by darkhorse_log

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