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元遅刻魔が語る「遅刻癖のある人は自己中・無礼なのではなく、自分はスーパーマンだと思っている」説

By Max Bender

世の中には「遅刻が多い人」がいるもので、そんな人たちの弁明としては「道が混んでいてバスが遅れた」や「会議が長引いて席を立つこともできなかった」といった想定外の原因が挙げられることがよくあるもの。自らも遅刻魔であるというジョージア・フランセス・キングさんはこのような人のマインドについて、「恐ろしいほどに楽観的に物事を考えていて、自分をスーパーマンだと思っている」という見解を述べ、遅刻を回避するための解決策を論じています。

Why am I always late? Chronically late people share one positive personality trait: optimism ? Quartz
https://qz.com/906007/why-am-i-always-late-chronically-late-people-share-one-positive-personality-trait-optimism/

キングさんは自身について「まめな性格」であると認識しています。しかしその性格がゆえに物事の結果が逆効果になることもあるようで、たとえば自宅から出かけるまでに5分ある場合にはその時間を無駄に過ごすのではなく、外れかかっていたボタンを付け直したり、冷蔵庫の棚を整頓するなどしているうちについ時間をかけすぎてしまい、結果的に約束の時間に遅れてしまうことがたびたび起こっているそうです。

そんなキングさんは、時間の空きを見つけた時に「何かしなければ」と自分を駆り立てるのではなく、「何もしない時間」というものを受け入れて自分のペースをスローダウンすることにしたとのこと。その結果、遅刻などが少なくなって良い結果を生むようになってきているそうですが、その中で「つい遅刻してしまう人」には、信じられないほど楽観的であるという共通の特徴があることに気づいたといいます。

典型的な遅刻型の人の考えには「コンサートは19時スタートだけど、きっと少し遅れて始まるだろう」といったものや、「Googleマップは30分かかると言ってるが、実際にはそんなにかからないはずだ」といったものが多く、この考え方に心当たりがある人も少なくないはず。たしかに、コンサートはだいたい遅れて始まり、Googleマップの到着予想時刻よりも数分早く目的地に着くことはあるものですが、それはあくまで例外的なもの。多くの人はそれよりももっと大きな勘違いである「自分が歩くスピードはそんなに遅くないはずだ」という考え方を持っているがためにむちゃな計画を立ててしまい、結果として約束や予約の時間に到着できなくなるという過ちを犯してしまっているといえます。

By Andy Beales

その「勘違い」の原因となっていると思われるのが、たまに発生する「予定よりも目的地に早く着いてしまった」というミラクルな出来事。カーナビの予想では20分だった道のりで、たまたま道中の信号が全て青だったために15分で到着してしまったり、電車の乗り継ぎがうまくいきすぎて予定よりも一本早い電車で到着してしまうケースはまれに発生しますが、それはあくまで幸運に恵まれただけの結果です。しかし、このミラクルを過大に評価しすぎてしまい、「カーナビや乗換案内アプリの予測はあてにならず、自分はだいたいいつも予想より早く到着することができる」といった考え方、ひいては「少し家を出るのが遅れたけれど、結果的には時間通りぐらいに到着するんじゃないか」という、過度な楽観主義を抱いてしまうというのが、遅刻魔と言われる人たちに共通してみられる特徴といえるとのこと。

このような幸運に基づいた物事の予測は、総じて良い結果を生まないものといえます。楽観的に考えすぎたプランは多くの場合で失敗に終わることが常であり、何よりも「遅刻癖のある人はいつも時間に遅れる」という事実が、そのことを最も如実に表していると考えることもできます。

キングさんは、「1日は24時間であり、1440分という限られた時間を超える予定を立てることはできません。30分の予定だった会議が45分になることもあることを学習し、受け入れるべきです」と述べ、時間にルーズな傾向がある人は考え方そのものを見つめ直すべきであると論じています。ただし、この時の考え方については、「自分は自己中心的かつ他人に対して失礼な人である」と考えるのではなく、「物事が常に滞りなく進むと考えるという過ちを犯している」と考えるべきであるとしています。

By Marco Verch

それでは実際にどのような考え方を変えれば良いのか、それについてキングさんは「楽観主義を捨てるのではなく、自分がスーパーマンであると思わないこと」と記しています。時には自分の周りの出来事がスムーズに進んでしまうこともありますが、それはあくまで幸運に恵まれた時に限った話であり、普通は何らかの予測できない出来事が起こって進展に支障が出るものです。物事には必ずそういう側面があるということを事前に考え方に組み込んでおくことで、予想外の出来事に遭遇したとしても最悪の結果(=遅刻)を防ぐことができます。

また、どこかに移動したり、仕事でメール処理をする時など、実際の作業にどれだけの時間が費やされているのかを事実ベースで把握することも重要とのこと。つい、「メールは15分で処理できる」と思っていても、実際にメールを読んでいると30分から時には1時間以上経過してしまっていることもあるもの。そのような状況を楽観的に予測するのではなく、「ひょっとしたらもう少し長くかかるかも」と思っておくことで、時間に追われてしまうという事態は回避することが可能です。

キングさんはまとめに「予測不可能なことを予測することはできませんが、そのために準備しておくことはできます」と締めくくっています。物事を進める時には、「自分はこのぐらいの処理能力があるはずだ」と身の丈に合わない予定を立ててスケジュールから遅れまくるよりも、多めに余裕を持たせていくことで予想外の事態にもうまく対処し、スムーズに事を進めることの方が結果的に「有能」ということになるのかもしれません。

By Jon Grogan

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