「ワンダーフェスティバル 2018上海[プレステージ]」開幕、現地の様子&設営風景はこんな感じ


中国の造形物・フィギュアファンが待ち望んでいた「ワンダーフェスティバル 2018上海[プレステージ]」が2018年4月6日・7日に上海新国際博中心SNIECで開催されます。初開催でしたが、初日から多くの人が訪れ、日本で開催されるワンフェスにも劣らない熱気あふれる内容となりました。

Wonder Festival 2018上海[Pre Stage]
http://wonfes-china.com/

ワンダーフェスティバル 2018上海[プレステージ]の開催は、ワンダーフェスティバル 2017[夏]内の緊急記者会見で明らかになり、2017年9月13日に正式発表が行われました。

◆前日設営
ワンフェス開催前日に設営作業が行われました。会場入り口は日本のワンフェスと同様、一般用と先行入場可能なVIPチケット(日本でいうダイレクトパス)所有者・スタッフ・ゲストの入り口が分けられていました。


エントランス部分に設けられた案内板。主なブースの場所が示されています。


こちらは受付。


イベント内イベントとして開催される「ワンダーショウケース展」はパーティションで区切られていて……


内部ではスタッフが荷解をしていました。


準備が進む商業ブース。


こちらは海洋堂ブース


「黄金時代」のブースもすでにアイテムが並んでいます。


まだ壁面の設置作業を行っているブースもありました。


こちらは陳列作業中


ワンフェスでおなじみ、グッドスマイルカンパニーMAX FACTORYブース。


Infinity Studioのブースでは、武将たちが頭の取り付けを待っていました。


会場に出現した鳥居。


ドラゴンのフィギュアの設置が完了。


一方で、がらーんとしてまったく準備が進んでいないように見えるスペースも。ここはアマチュアディーラーのスペースで、フィギュアを夜通し置きっぱなしにしていると盗まれてしまう恐れがあることから、前日設営は行われないとのこと。


日本著名原型師特邀区!」と題された、日本からの招待ディーラーのコーナーも同様に設営は開催当日に行われることに。


ぐるっと一回りすると、「ワンダーショウケース展」の設営がだいたい完了していました。


全24点のアイテムが、1点ずつガラスケース入りで展示されており、そばにはどういった文脈の作品なのかという説明がつけられています。


◆開幕
いざ初日。まだ開場時間前で、日本からの招待ディーラーが設営を開始しています。


あずまきよひこさんが描いたマスコットキャラクターのコスプレイヤーを発見


ワンフェスの会場は上海新国際博中心SNIECの「E1」「E2」という2つのホール。そして隣の「E3」が待機列の行列形成場所となっています。これは一般入場組で……


VIPチケット所有組は別途行列を形成し、E2ホールの入り口から入場。実は、一般入場は10時で、VIP入場は9時45分の予定だったのですが、ちょっと早く開場してしまうというハプニングがあったそうです。


ここからは中国のアマチュアディーラーブースの写真。


こちらのブースはソフビ系


傾向としてはクリーチャー系が人気。詳しい人によれば、センスや流行は日本に比べて10年ほど遅れ気味だとのことですが、立体把握や空間構成が日本人とは異なっていて、質は総じてかなりいいところまで来ているとのこと。


中には、日本のワンフェスにあってもおかしくない美少女フィギュアも。この手の「日本の美少女フィギュアフォーマット」に沿った作品は、1990年代後半に韓国の人が作るようになり、2000年代に入ると台湾も追いついてきましたが、その時点では中国の人は「感覚的に合わない」というような姿勢でした。しかし、2010年代に入り、いよいよ中国にも「日本人の作るフォーマット」を身に付けた人が現れてきているそうです。


あずまきよひこさんのキャラクターをデフォルメ化したフィギュア。値札を見ると1体で「$450」、2体セットで「$800」の表記。ドルなら1体で4万8000円となり驚きの価格ですが、ここでは人民元に読み替えるとのことなので、1体7650円、2体セットで1万3600円です。


中国らしい竜などの造形物。


麻雀をする麻雀牌たち。


フィギュアの値札にQRコードがついているのはAlipay決済用。現地では、現金で買い物をする人はほとんどおらず、多くの人がスマートフォンをQRコードにかざして決済を行います。


こちらはロボット系。3Dで造形デザインをしたものとみられます。


十字軍の兵士


女性と虫をモチーフにしたようなフィギュア


温泉に入る猿たち


このあたりも、値札がなければ日本のワンフェスで撮影した写真が紛れ込んでいるかのよう。


「二次元から飛び出してきた立体」のような表現。


様々なカラーリングのマスコット


オリジナルデザインの空母など艦船群


こちらは企業ブース、日本のワンフェスと同様に物販&撮影でごった返しています。


ブース周りに行列がぎっしり。


思い思いにスマートフォンで作品を撮影中


こちらは物販メインのようです


グッスマ&MAX FACTORYは二重三重の人垣ができていました。


物販で行列ができていた海洋堂


なにやらピカピカとした装飾入りの箱を持っている人を発見。これは特別前売券についてくる限定版金ピカダンボーの入った箱。


ワンダーショウケース展にも人が訪れました。


説明文をじっくりと読む女性


PVCの量産品とは異なる、1点1点仕上げられた美術品のようなガレージキットの「違い」に、多くの人が魅入られました。


出口ではオフィシャルグッズとしてTシャツを販売。せっかくだからと手にする人の姿がありました。


E1ホールに設けられたステージに宮脇センムらが登壇中。一般開場から1時間ほどと、まだ買い物をしたい人にとってはうろうろしたい時間帯のはずですが、それでも少なくない人数がステージ前に集まりました。


ちなみに、人気を集めていたコーナーの1つが日本招待ディーラーブース。


T's system宮川武さん、「りゅんりゅん亭遠那かんしさん、「モデリズム小林和史さんなどが参加。


「モデリズム」にはメカトロウィーゴが並びます。


小林さんによれば、ガレージキットゾーンの密度は日本のワンフェスと同じぐらいだったとのこと。


中国のファンの特徴は「とにかくサインを欲しがる」ところだそうで、購入した商品はもちろん、商品が売り切れていた場合は「サインください」と色紙やノートなどを差し出してくるとのこと。色紙にサイン中なのは「植物少女園」の石長櫻子さん。石長さんを敬愛するファンは多く、日本語で「石長先生、大好きです」「石長先生、サインをください」と声をかけられていたそうです。


このほか、日本ではほとんど見られない光景ですが、ツーショット写真を撮る姿も。ファンにとっては「アイドルがイベントにやってきた」という状況だったようです。


「日本著名原型師特邀区!」やアマチュアディーラー卓のあるE1の様子。写真手前はやや空いているものの、奥はすごい人口密度。


同様に、企業ブース中心のE2はこんな感じ。


ファンはもちろん、中国企業も「待ちに待った中国でのイベント開催」だったようで、参加者によれば、熱の入りっぷりにはすさまじいものがあったとのこと。今回はあくまで「プレステージ」であり、次があるのかどうかなどはまだ一切情報が出ていませんが、中国造形界の猛追には目を見張るものがあり、今後、その動向にはしっかりと気をつけておいたほうがよさそうです。

なお、本記事では写真を海洋堂側スタッフの方からご提供いただきました。

・「ワンダーフェスティバル 2018上海[プレステージ]」イベント情報
主催:GOOSEBUMPS株式会社、中国ワンダーフェスティバル実行委員会
企画協力:株式会社 海洋堂(ワンダーフェスティバル実行委員会)

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in 取材, Posted by logc_nt