取材

ギメ東洋美術館所蔵浮世絵名品展レセプションに行ってきました


フランス国立ギメ東洋美術館が所蔵している浮世絵の数々を明日から大阪市立美術館で展示するわけですが、そのレセプション(関係者などに先にお披露目すること)に招待されたので行ってきました。

上の写真にもある「虎図」は太田記念美術館蔵、「龍図」はフランスのギメ東洋美術館所蔵で、表装が同じだったのでもしかするとこれは対として描かれたモノではないか?ということで調べてみたところ、葛飾北斎作であると判明したそうで。気づかなかった理由は「九十老人」という落款であったため。葛飾北斎は90歳で亡くなったので、この絵が描かれたのは晩年どころか、最晩年です。90歳になってもここまでのモノが描けるのかと驚き。亡くなるまでに約3万点を描いたとのことなので、相当筆が早かったようです。

というわけで、普段は一般の目には触れないこういう美術館系のレセプションがどういうものなのか、写真とムービーでレポートしたいと思います。
ギメ東洋美術館所蔵浮世絵名品展

これが大阪市立美術館。今回は招待状がないとそもそもここに至る前の入り口で止められます。


入り口から逆を向いたところ。右に通天閣が見える。


レセプション会場はこんな感じ


この龍と虎はそれぞれ日本とフランスに分かれて存在していたもの。実物はちゃんと中に展示してあります。


ここでスピーチするわけですが、他のイベントの例に漏れず、面白いわけではない。


待っている最中。左奥に見えるのは司会を務めるNHK大阪の女性アナウンサー。


レセプションが始まった


あいさつ中


テレビでよく見るテープカット


テープをチョッキン


どれぐらい招待されているかというと、これぐらい


上にはシャンデリア、巨大


右側奥が全部展示会場で、2階は常設展の会場


レセプションだと展示している作品の作品集が無料でもらえます。通常は2000円前半ぐらい出して購入しなくてはいけないアレです。ちなみに入館料の1200円も無料。


展示会場はこんな感じ。NHKとかが撮影してますね。なお、招待客しかいないので普段なら写真撮影禁止の場所でも何か言われることは基本的にないです。さすがにNHKみたいな装備を持ち込む場合は事前に許可が必要。


で、本当は展示してあるのを一周した後にお茶とかお菓子があって、そこで名刺交換とかできるのですが、今回はどこでやっているのかが以前と違ったので場所がすぐにわからず、かなり時間を食ってしまい、行く頃には大部分の主賓が帰っており、有意義な名刺交換できませんでした……無念。普通はこういう機会にいろいろと人脈を広げていくわけです。

なお、数え切れないぐらい数々の美術関係レセプションに出席し、今回GIGAZINEを招待してくれた人いわく「今回のレセプションは松竹梅で格付けするなら梅の下」らしい。それよりも、この大阪市立美術館の2階にある常設展がすごい。櫛、根付、宝箱、水墨画などなど、どれもこれもものすごい迫力。大阪市立美術館に行くならちゃんと特別展だけでなく2階の常設展も隅々まで見ておきましょう、かなり価値のあるモノが多いです。素人目に見ても「これはすごい」とわかるようなクオリティのモノが多いので、初心者向きかと。

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in 取材,   動画,   アート, Posted by darkhorse

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