クリスマスやパーティーを彩る赤と白のアメでできた「キャンディケイン」が量産されていくメイキングムービー
By Manchester City Library
アメリカで特に人気のある「キャンディケイン」は赤と白のアメでできた杖(ケイン)状のお菓子で、日本でもクリスマス限定スイーツのトッピングやディズニー映画の中で1度は見たことがある人も多いはず。そんなキャンディケインが大型機械で大量に作られているメイキングムービーを、食べ物やデザイン、文化を紹介するYouTubeチャンネルINSIDERが紹介しています。
This is how candy canes are made - YouTube
最初に材料の砂糖と水、コーンシロップをひとまとめにして一煮立ちさせます。ザックリ解説すると、この材料をベースに調味料を加えてを切り分け、キャンディケインが完成します。
煮込むと、アメ色でドロっとしたキャラメルのような質感の液体になります。
次に、別の器を用意して、お玉で計量しながら白いデンプンの粉をすくい……
香りや味を加えるペパーミントまたはイチゴの調味料を計量しながら加えていきます。デンプンを加えることにより、調味料がなじみやすくなります。
それらを先ほど煮込み終わったアメ色の液体に振りかけます。
アメの材料はデンプンの粉と調味料をなじませるために、大型機械で上から押しつぶされた後に……
両脇のシャベルのような形パーツでにすくい上げられては、押しつぶされ……を繰り返されて練られます。
調味料がなじんだら、アメの材料は別の機械に移されます。空気を含ませるために。機械から伸びた2本の巨大な棒が腕を回すように回転して、アメの材料を練って混ぜます。
空気を含んだアメの材料が白くなります。このかたまりから3200本のキャンディケインが作られるとのこと。
やや硬くなり手で曲げられるぐらいになりました。
形を大まかに整えるために、次の大型機械にセットされます。
アメの材料が完全に固まらないようにヒーターで温められながら、ローラーで円柱状に伸ばされていきます。
キャンディケインは赤と白の2色でできているので、赤色で同じ行程を行った材料を用意しておきます。
次に、工員がヒーターで温まったアメの材料を手で伸ばしていきます。
伸ばして折るのを繰り返して材料全体を引き伸ばします。
白いアメの材料を用意し、2色のアメの材料を手作業でペタペタと接着して合体させます。
合体完了。合体するとアメの材料は100ポンド(約45kg)にもなります。
重たいアメの材料を工員2人がかりで次の大型機械に投入。
大型ローラーを使いアメの材料が長細く伸ばされていきます。なお、このローラーは「バッチローラー」または「キャンディ・シリンダー」と呼ばれています。
アメの材料がキャンディ・シリンダーで細く伸ばされながら川の水のように次の行程に流されて行きます。
「極太」というよりは「ひとかたまり」と言った方がしっくりくる見た目だったアメの材料の形が細く伸ばされ、キャンディケインらしい形に変化してきます。
細く伸ばされていくと、生き物のヘビの用にグニョグニョと細長くて柔軟になりました。
次に、斜めのローラーが「ねじり」を加え、紅白の色をらせん状にします。
アメの材料が同じ長さにカットされて完成。
カットされたキャンディケインは弾丸の様に次々と飛び出していき……
次々と出荷されていきます。
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