試食

巨大な油揚げの中にうどんがたっぷり詰まって「まさに逆きつねうどん」と話題の「巾着きつね」を実際に食べに行ってみました


地域差はありますが、一般的にきつねうどんと言えば「油揚げが上にのったうどん」を指します。しかし奈良にある「麺闘庵」というお店で食べられる「巾着きつね」は、うどんの上に油揚げがのっているのではなく、なんと油揚げの巾着にうどんが入っているとのこと。果たしてどんな味なのかめちゃくちゃ気になったので、実際に「巾着きつね」を食べに行ってみました。

麺闘庵 (めんとうあん) - 近鉄奈良/うどん [食べログ]
https://tabelog.com/nara/A2901/A290101/29001343/


麺闘庵の「巾着きつね」については、以下のまつじさんのツイートなどでも話題になりました。

近鉄奈良駅の近くにある『麺闘庵』では、特注の巨大油揚げの中に、うどんが包まれた「巾着きつね」が味わえる。

まさに逆キツネうどん状態! pic.twitter.com/tmaqUNrp3b

— まつじ (@matsujun5213)


麺闘庵は奈良県奈良市にあるうどん屋です。住所は「奈良県奈良市橋本町30-1



奈良県の近鉄奈良駅にやってきました。


お店に向かう途中では、観光客の間をすいすいと進むシカを何匹も見かけました。


駅から徒歩6~7分ほどのところにある餅飯殿(もちいどの)センター街という商店街の一角に、麺闘庵はあります。


店の前には巾着の形をしたお店の看板が置かれていました。


外国から観光に来ている客も多く、店内はかなりのにぎわいです。案内された席に着き、巾着きつねとキューピットを注文。10分ほどすると、「巾着きつね」(税込850円)が運ばれてきました。どんぶりに注がれたつゆの中に、油揚げでできた巨大な巾着が1つだけ浮いていて、うどんというよりもおでんといった感じです。


巾着のひもはネギの青い部分でした。


巾着は特注のおあげで作っているとのことでかなり大きく、以下の画像のように長辺138.3mmのiPhone 6sと比較するとその大きさがよく分かります。


さっそく巾着を箸で破いてみます。


ほどよく柔らかい油揚げを箸でつついて破いてみると、中にはうどんがぎっしりと詰まっていました。


さっそく食べてみます。うどんは柔らかいのですがしっかりとコシがあり、もちもちきゅっきゅっとした食感。


甘く煮付けるなどの味付けはされていませんでしたが、温かいつゆを吸って柔らかくなっていて、優しい味わいです。


つゆはかつおと昆布のきいたダシで、醤油のうま味も効いており、濃厚ながら後を引く味でした。


次に「キューピット」(税込850円)が運ばれてきました。ハート型の油揚げが特徴的です。


破魔矢のような割り箸は恋占いのおみくじになっており、店員から割り箸を引くように言われて引いてみたところ……


小吉という微妙な結果に、引いた編集部員も店員も思わず苦笑いでした。


キューピットは、巾着きつねとつゆの味が違っていて、よりまろやかで上品な甘みを感じるつゆとなっていました。うどんは同じようにもちもちとした食感です。


油揚げは、巾着きつねの巾着と違って甘めの味付けがなされており、口にほおばると甘いダシがじゅわっと染み出てボリュームたっぷり。


デザートには「きなこうどん」(税込250円)で、うどんに黒豆きなこと黒蜜をかけた一品です。


冷水でしっかりと締められたうどんの弾力とのどごしが黒豆きなこと黒蜜の甘さに意外にもマッチしていて、思ったよりもかなりアリでした。一緒に試食していた編集部員からは「こういうデザートは今まであるようでなかったかも」という意見もありました。


麺闘庵は定休日が火曜日で日曜は通常営業。営業時間は11時から19時ですが、うどんと油揚げが売り切れ次第営業終了となるので注意が必要です。

◆おまけ
麺闘庵の隣には……


餅を1秒に3回つく高速餅つきで有名な中谷堂があります。


中谷堂の高速餅つきのムービーがなぜか外人にやたら受けて、驚くほど再生されまくったことは、以前にもGIGAZINEで以下の記事で取り上げています。なお、1年前の記事作成時には43万回以上でしたが、2017年12月の段階で再生回数はなんと680万回を突破しています。

餅を1秒に3回つく爆速餅つきムービーが海外で43万回以上再生され大ヒットに - GIGAZINE


今回タイミングよく、中谷堂の店頭で高速もちつきをする姿を見ることができました。以下のムービーを見ると、もちつきの一連の流れが分かります。

奈良県「中谷堂」の店頭で行われている高速餅つき - YouTube


また、特に終盤で爆速化するところを、iPhone Xの1080p・240fpsスローモーションムービーカメラで撮影してみたのが以下のムービーです。テレビや動画で見る時と違い、実際生で見てみると、手を挟んでしまうのではないかとヒヤヒヤしっぱなしでした。また、やはり海外での注目度は高いようで、カメラを片手に撮影しまくる外国人観光客が大勢見られました。

中谷堂の高速餅つきをiPhone Xの1080p 240fpsのスローモーションで撮影してみた - YouTube


餅つきが終わるとつきたてのよもぎ餅を1つ130円(税込)で食べることができます。まだほんのり温かく、たっぷりのきなこがまぶしてありました。


つきたてなのでとても柔らかく、両手でつまんで引っ張ると簡単に伸びます。お餅の中には粒あんもたっぷり。高速餅つきはより餅を柔らかくおいしく仕上げるためとのことで、その効果を十分に感じることができました。

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in 取材,   試食, Posted by log1i_yk

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