iOS 11はiOS 10に比べてバッテリーの減りが早いということが報告される
2017年6月に開催されたWWDC2017で発表され、2017年9月20日から配信が始まったiOS 11について、前バージョンであるiOS 10と比較したときにバッテリーの減りが早くなっていることが指摘されています。
A graph that shows iOS 11 battery drain is worse than iOS 10
https://www.wandera.com/blog/ios-11-battery-drain/
iOS 11はリリースされるやいなや、多くのiPhone・iPadユーザーがOSアップデートを行い、1カ月早くリリースされたAndroid 8.0 Oreoのユーザー数を早くも追い抜いたと報じられています。一方で、それだけユーザーが多いだけに、問題点もすぐにあぶり出されることになりました。
モバイル関係のニュースサイトであるWanderaが、過去3日間のバッテリー平均消耗率を端末5万台に対して調査したところ、以下のようにiOS 10(緑の印)はフル充電から240分(4時間)持ったのに対して、iOS 11(水色の印)は96分(1時間36分)だったことがわかりました。
なお、Wandera周辺では、Appleの端末のうちiOS 11へアップグレードしたのはわずか2.98%だったとのことで、このデータの母数は十分なのかと疑問が浮かぶところですが、実際にバッテリーに問題を感じている人の数は決して少ないものではなく、redditではiOS 11のバッテリーに関して不平不満を述べる人があまりにも多いため「どんなアプリでもリリースされた直後に完璧な状態だなんてことはないのだから、繰り返し同じことを書かないで欲しい」と書き込む人も現れています。
Stop the “Battery draining faster on iOS 11” posts! Please! : ios
https://www.reddit.com/r/ios/comments/72ckyv/stop_the_battery_draining_faster_on_ios_11_posts/
バッテリー問題の解決法の1つにはOSのダウングレードがありますが、古いバージョンのOSにはセキュリティの問題があるため、Wanderaではバッテリーの持続時間を延ばすためにiOS 11からiOS 10.3.3へとダウングレードすることには反対しています。
・関連記事
iOS 11新機能レビュー、地味だけど頻繁に使う機能がパワーアップしてより便利に進化 - GIGAZINE
iOS 11にアップデートしたらすぐに設定するべき7つのセッティング - GIGAZINE
iOS 11のコントロールセンターでWi-FiとBluetoothをオフにしても完全に無効にすることはできない - GIGAZINE
iOS 11はiPhoneが自動でつながりの悪いWi-Fiに接続することを防いでくれる - GIGAZINE
・関連コンテンツ