新型iPhone 7のデザインが既存端末と変わらない場合、アップグレードするユーザーは10%

by Kārlis Dambrāns

Appleは毎年デザインを改めた新端末を発表していますが、2016年に発表される予定の「iPhone 7」がiPhone 6/6sから大きくデザインが変わることはないだろう、と見られています。ニュースサイトのQuartzが行った調査によると、2016年に発表されるiPhoneのデザインが変わらなかった場合、既存のiPhoneユーザーが端末をアップグレードする割合はわずか10%に留まるとのことです。

Survey: Only 10% of iPhone owners say they'll upgrade this year if Apple (AAPL) doesn't release a new phone design — Quartz
http://qz.com/726617/only-10-of-iphone-owners-say-theyre-very-likely-to-upgrade-this-year-if-apple-doesnt-release-a-new-phone-design/


Quartzが行ったのはまず「iPhoneをどのくらいの頻度でアップグレードしていますか?」という問い。最も多かったのが「2年ごと」で、「3年ごと」「4年ごと」「毎年」「年1回以上」が続きます。これまでは2年契約が主流だったこともあり、2年ごとがトップでした。


また「新デザインのiPhoneへアップグレードすることに興味はありますか?」という質問に対しての回答は、「いくらか興味がある」が37.9%で最多。「特に興味がある」「かなり興味がある」と合わせると63.2%。一方、「あまり興味はない」「全く興味はない」は合計36.8%でした。この人達は、すでに現状のiPhoneで満足しているといえそう。


「もし2016年に登場するiPhoneのデザインに変更がなかった場合、iPhoneをアップグレードしますか?」という質問の回答は、「多分しない」「しない」が80%近くとなり多数派に。


「Appleが3年ごとのアップグレードを打ち出した場合、適応しますか?」という質問には「いくらかは適応する」が最多で35.6%。


上記の調査からもわかるように、iPhoneユーザーはこれまで2年サイクルで新型iPhoneに乗り換える、というサイクルを繰り返している人が多かったのですが、アメリカでは新たにスマートフォンの契約において2年契約か1年契約かを選べるプランが登場しており、Appleもそれに合わせる形で2016年4月から毎年最新のiPhoneに切り替えられる「アップグレードプログラム」を開始しました。10年近く続けていた2年間隔の販売サイクルに変化が訪れているわけですが、このような変化の原因の1つとして、「スマートフォン市場が拡大する余裕がなくなってきていること」「Appleには短期間でイノベーションを起こせる余裕がなくなったいること」が指摘されています。ただし、アップグレードプログラムに参加しているユーザーは少なく、まだプログラムがうまく機能しているとは言いがたい状況です。

Appleは2016年に発表される端末で大きなデザイン変更を行わず、さらに2017年には「iPhone 7s」がスキップされ、より完成度を高めた「iPhone 8」がiPhone 7に続いてリリースされると予想されています。2016年6月時点で、約60%のiPhoneユーザーがiPhone 6よりも古い端末を使っているため、これまでのアップグレードの間隔を鑑みると、2016年には新端末をリリースする必要に迫られているのも事実ですが、このリリースを機に2年間隔でアップグレードしていたユーザーが3年間隔でアップグレードするようになる可能性もあります。これはつまり、6年で3台の端末を使っていたユーザーが、6年で2台しかiPhoneを購入しなくなるということ。このような流れになれば、Appleは収益の多くをiPhoneに依存しているため、全体としての収益の減少は避けられないものと見られています。

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