娘のコスプレのため本当に人が乗れるパワードスーツ型マシンをパパが作り上げる
コスプレイヤーの娘が搭乗でき、実際にロボットアームやガトリング砲を操作したり、進行方向を変えつつ走ったりできるパワードスーツ型マシンをを実際にゼロから作ってしまったのがMike Carambatさん。ゲーム「オーバーウォッチ」に登場するD.Vaの駆る特殊兵器「メック」が実際に動く様子や、制作風景がYouTubeで公開されています。
まず、もとになった「メック」のゲーム中での動きはこんな感じ。
D.Va Ability Overview | Overwatch - YouTube
そして完成させた娘のコスプレ用メックが走行している様子は以下のムービーから見ることができます。
A little evening test drive (Retroresource) - YouTube
メックに搭乗しているのは、コスプレイヤーであり娘のアマンダさん。両手で操縦桿を握っています。
メックが足を動かし、走行を始めました。
正面から見るとこんな感じ。
進路変更も操縦桿から調整可能なようです。
背面はこんな感じ。
コックピットの中も細かい作り。
ガトリング砲はオレンジ色に光りながら回転します。
アーム部分のライティングが変化する様子は以下から見ることが可能。
Fixing the Arm cannon lights. (Retroresource) - YouTube
青色や……
緑色に変化します。
本体背面からは蒸気が上がります。
Smoking! (Retroresource) - YouTube
青く光りながら蒸気を上げるメック。
上記のムービーからかなりの完成度の高さが見て取れますが、最初は以下のように外側がなく、ステアリングのみのテストを行うところからスタートされました。
Testing the Steering System (Retroresource) - YouTube
お尻をこちらに向けた状態で向かってくるCarambatさん。
徐々に向きを変え……
最初とは180度反対方向を向いて進みます。
ジグザグと動いており、方向は自由に変更できるもよう。
この後、足が取り付けられ……
First test with almost completely formed leg (Retroresource) - YouTube
上半身が作られ、娘もメックに試乗。
Pew Pew Pew! (Retroresource) - YouTube
メックの上半身は、まだ骨組みだけの状態ですが……
本体背面からは蒸気が噴き出し……
アームを前後に動かしたり、ガトリング砲を回転させたりが可能。
背面はこんな感じ。
内部は青くライティングされています。
実際にメックの装甲を作る様子を撮影したムービーもあります。
How to build a MEKA Nacelle in 742 easy steps (Retroresource) - YouTube
メックの装甲を製作するため、何枚もの木板が重ねられていっています。
グルーガンを使って重ねた板を接着し、最終的にネジ止めしていきます。
余分な接着剤をそぎ落として……
ひたすら削っていきます。
すると、以下のように丸みのあるパーツが仕上がるわけです。
塗装前の走行テストの様子は以下のような感じ。
Final Walk Test (Retroresource) - YouTube
遠くから走ってくるメック。
メックの下に車輪がありますが、ただ車輪で転がっているのではなく、ちゃんと両足が動いているのがわかります。
この時点で進行方向などはハンドルで操作可能。
この後、さらに仕上げ作業を行い、完成間近となっているものは以下から見ることができます。実際にハンドルを動かすことでロボットアームが動いたり、蒸気があがったりする詳細が見て取れます。
Nearly finished! (Retroresource) - YouTube
本体右斜め前から。
正面。
真横から見るとこんな感じ。
ハンドルにあるボタンを押すと、セリフが流れ……
ガトリング砲が回転し始めました。
なお、アマンダさんのコスプレ姿はこんな感じ。
Carambatさんは「メックを作りたい」という長年抱き続けてきた願いを、ついに2017年1月にプロジェクトとして始動。2016年には以下のとおりInstagramに決意を表明しています。Carambatさんが作ったメックは、今後、SF作品やコミックなどのイベント「Dragoncon」などでアマンダさんが実際に使用する予定となっています。
なお、メックの製作にかかった費用はだいたい1000ドル(約11万円)以下とのことです。
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