クトゥルフ神話に雨宮慶太・寺田克也・竹谷隆之・大山竜・大畑晃一ら日本の誇るクリエイターが挑む「クトゥルフ・エヴォリューション!」
1920年代にH・P・ラヴクラフトが生み出し世界中の人々を魅了してきた「クトゥルフ神話」のさらなる進化を日本から世界に向けて発信するプロジェクト「クトゥルフ・エヴォリューション!(クリエイターズ×クトゥルフ神話)」がスタートしています。
日本を代表するクリエイターとして参加しているのは雨宮慶太さん、寺田克也さん、竹谷隆之さん、大山竜さん、大畑晃一さんら。ワンダーフェスティバル 2017[冬]の2-21-01「ArcLightModels」ブースには「異形のもの」のスタチューの原型が展示されていました。
「『クトゥルフ神話』新たな進化 日本から世界へ!」
現在、5体の「異形」の制作が進められています。
そしてワンダーフェスティバルの会場では、そのうち3体が展示されていました。これは大畑晃一さんデザインのもので、原型制作は「サンダーロードスタイル」の笠井晶次郎さん。
この触手を大量に生えたデザインについて、笠井さんは大畑さんに向けて「何本作っても終わんねーす!」と伝えたそうです。その触手のおかげで、不気味な雰囲気が強調されています。
しかし、不気味ながらもなんだか愛嬌を感じます。
こちらは竹谷隆之さんデザイン・原型制作。
完全オープン状態の頭の中まで細かく作り込まれています。
大きな頭と翼に対して、体はやや小さめ。
そしてこれは大山竜さんデザイン・原型制作。
まるで人とタコが融合したかのような顔。ヒゲと表現すればいいのか、口と表現すればいいのかわかりませんが、いかにも波打って動いていそうな様子が頭の中に浮かびます。
「クトゥルフ・エヴォリューション!」では、まず第1フェーズとして造形をそのまま伝えるポリストーン製塗装済みのスタチューを作成。全高は約30cm前後で、税別10万円前後での販売を予定しています。
そして、2017年から、原型の魅力をさらに味わえるようブロンズ仕上げ風、レジンキット、ミニモデル化などを行い、同時にデザインやイラストの世界を拡大。2020年からはコンテンツ創出を始め、最終的には創出されたコンテンツによるメディアミックス展開を考えているとのことです。
©2017 ArcLight Models / Cthulhu Evolution!
©竹谷隆之 ©寺田克也 ©雨宮慶太 ©大畑晃一 ©大山竜
・関連記事
これでもかと細かいディテールで体中から冬虫夏草の生えた「ガラモン」の亡骸 - GIGAZINE
牙狼プロジェクト最新作劇場版「媚空-ビクウ-」公開を控えた雨宮慶太総監督にインタビュー - GIGAZINE
「牙狼」を創った男・雨宮慶太監督にインタビュー、「3Dになった牙狼はアクションの質で勝負」 - GIGAZINE
思わず息をのむほど美しい「デビルマン」の妖鳥シレーヌが超絶クオリティで立体化 - GIGAZINE
完全生物シン・ゴジラが1/60サイズでやっと人間レベルの大きさに&超絶リアルでクオリティ高すぎの形状検討用・着彩検討用雛形 - GIGAZINE
フル可動仏像新作は菩薩と明王、リボルテックタケヤ「軍荼利明王」「不動明王」「十一面観音」 - GIGAZINE
フル可動仏像の最新作「風神」がリボルテックタケヤ第6弾として新登場 - GIGAZINE
動く仏像フィギュアで有名な「リボルテックタケヤ」など圧倒的に精巧緻密なデザイン画集「竹谷隆之精密デザイン画集 造形のためのデザインとアレンジ」 - GIGAZINE
「シン・ゴジラ」公式記録集「ジ・アート・オブ シン・ゴジラ」レビュー、圧倒的ボリュームで1万円を超える価値あり - GIGAZINE
「アニメ版牙狼は50年のアニメ人生で一番やりたかった作品」、丸山正雄さんインタビュー - GIGAZINE
・関連コンテンツ