300機のドローンをIntelが飛ばしてガガ・ショーの背景で大空に星条旗を描く
アメリカンフットボールリーグ「NFL」の優勝決定戦である「スーパーボウル」が2017年2月5日にテキサス州ヒューストンで開催されました。ハーフタイムショーにはレディー・ガガが登場して13分間のヒットメドレーを披露したのですが、その中でIntelが300機のドローンを自動で飛ばして大空にアメリカ国旗の星条旗を描いています。
Intel drones form US flag for Lady Gaga's halftime show
https://www.engadget.com/2017/02/06/intel-drones-form-us-flag-for-lady-gagas-halftime-show/
アメリカ・ナショナルフットボールリーグのスーパーボウルでは毎年、ビッグネームによるハーフタイムショーが繰り広げられるのですが、2017年のスーパーボウルにはレディー・ガガが出演。例年の慣習にのっとってなんとノーギャラでの出演ですが、ド派手な衣装やステージ、めくるめく照明や会場を埋め尽くすLEDライトなどを使って迫力のショーが繰り広げられています。その様子は以下のムービーで見ることができるのですが、その冒頭でIntelが飛ばした300機のドローンによる演出を見ることができます。
Lady Gaga's FULL Pepsi Zero Sugar Super Bowl LI Halftime Show | NFL - YouTube
ショーの冒頭、スタジアムの屋上で歌うレディー・ガガの背後には白い点が浮かんでいます。星空のようにも見えますが、これが全て自動で飛ぶIntelのドローン。
ドローンにはLEDが搭載されており、このように赤と青の模様を作り……
最後には赤・青・白の3色で星条旗を再現。なお、このドローンのフライトは前日までに撮影されたものを合成しているとのこと。
そしてレディー・ガガが屋上から飛び降りてショーがスタート
「ガガ様」と思わず呼んでしまうたたずまい
多くのダンサーを絡めた迫力のステージが繰り広げられます。
途中、バラードでしっとりさせる一幕もありますが……
ガガ様らしいワイルドさを見せる一幕もあり
ショーで使われたドローンは、Intelが独自に開発した「Shooting Star」と呼ばれる機体。2016年には、同時に500機のドローンを飛ばしてギネス記録を樹立しています。
Drone Light Shows Powered by Intel
Shooting Starを飛ばしている様子は以下のムービーでも確認できます。
Intel's 500 Drone Light Show | Intel - YouTube
積み上げられた機体がIntelのShooting Star。プロペラにはガードが取り付けられており、互いに衝突した場合でも問題が起こらないように設計されている模様。
機体の下部にはドーム状のLEDライトが取り付けられています。
まるで鳥の大群が飛び立つように離陸していくドローン。500機のドローンは自動でフライトできるようになっており、オペレートに必要な人員はたった2人とのこと。しかも1人はバックアップ要員として用意しなければいけないものなので、実質は1人での運用が可能というもの。
大空に描かれた「500」の文字。このような大規模フライトを実現するためには、航空当局との協力が欠かせないとのことで、IntelはFAA(連邦航空局)と連携してプロジェクトを実現させたとのことです。
IntelのShooting Starも演出に一役かったスーパーボウルの様子は、Twitterの「モーメント」に多くまとめられています。
Lady Gaga dazzled during the Super Bowl 51 halftime
https://twitter.com/i/moments/828395172203360256
・関連記事
容量1kWのハイパワーLEDをドローンに搭載して飛ばしたら新たな風景が登場 - GIGAZINE
まんまゲームの世界、ドローンの大迫力ハイスピードなナイトレース - GIGAZINE
スター・ウォーズのようなエアレースをドローンが繰り広げる - GIGAZINE
スペースインベーダーのような編隊飛行をするクアッドローターのムービー - GIGAZINE
・関連コンテンツ