スペースインベーダーのような編隊飛行をするクアッドローターのムービー
ヘリコプターは機体の上部に大きなローターブレードを装備していますが、ローターブレードを機体に4つ取り付けると「クアッドローター」(クアドローター、クアドロコプター)と呼ばれるものになります。現在、この制御技術がぐんぐんと進化しており、ペンシルベニア大学ではまるでスペースインベーダーのような編隊飛行を行わせることに成功しています。
A Swarm of Nano Quadrotors - YouTube
このムービーはペンシルベニア大学GRASPラボのメンバーが撮影したもの。GRASPとは「General Robotics, Automation, Sensing and Perception」の頭文字を取ったもので、ラボではロボット工学や電気工学、機械工学の研究を行っています。
まずは1機を手に持ち……
ぽいっと遠くへ放り投げます。
機体は自動的にバランスを取って、ブーメランのように手元に戻ってきました。
2機で協調飛行。このあたりはチューリッヒ工科大学のIDSCも到達していたので、そんなに驚くところではありません。
編隊飛行はここから。まずは5機での飛行。
狭いゲート部分をくぐり抜けます。
20機に増やしての編隊飛行。このまま近づいてこられるとかなり不気味です。
ゆっくりと着陸。
今度は……
フォーメーション変更。立体的な階段のような隊形を取っています。
そこからさらにフォーメーションを変えていきます。
横から見ると、3次元的なフォーメーション変更を行っている様子がわかります。
今度はチームに分かれての編隊飛行。
4機で1チームを形成しています。
そして最後は8の字飛行。手前と奥でそれぞれ別の輪になっているのではなく、お互いの間をすり抜けながら途切れることなく飛び続けています。
最後はスマイルマークで決めました。
ちなみに、チューリッヒ工科大学では、クアッドローターを使って箱を積み上げるということをやっているようです。これ、両方の技術を組み合わせると、クアッドローターだけで自由にものを作れるようになるのでしょうか……。
Flight Assembled Architecture/Architectures volantes - YouTube
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