光を指でタップしたりスライドさせるだけで多彩なエレクトロミュージックを作れるブロック「ROLI BLOCKS」
初心者からプロフェッショナルにまで対応した、多彩なサウンドを簡単に作ることができるデバイスが「ROLI BLOCKS」です。片手で持ち運べるコンパクトサイズで、スマートフォンとワイヤレス接続して操作でき、ディスプレイ上で点灯する美しいライトを押したり指でスライドするだけで、あっという間に音楽を奏でることができます。
ROLI | BLOCKS
https://roli.com/products/blocks
ROLI BLOCKSとは一体何なのか?どんなサウンドを奏でることができるのか?ということは、以下のムービーから見ることが可能です。
What is BLOCKS? - YouTube
これがROLI BLOCKS。サイズは94mm×94mm×20mmで、重さは250g。MIDI機器との接続&充電のためのポートにはUSB Type-Cを採用しています。
ROLI BLOCKSはデバイスの表面で点灯するライトを押したりはじいたりすることでサウンドを作り出すデバイスです。
メインとなるのは正方形のデバイス「Lightpad Block」で、他のモジュールを付け足すことでいろいろな機能を追加できます。
サウンドを重ねていく場合には、テンポ設定やループ録音を簡単にするモジュール「Loop Block」をLightpad Blockの上にくっつけます。
さらに多彩なサウンドを作りやすくするため、スケールやオクターブ、和音、アルペジオなどをボタン1つで可能にする「Live Block」というモジュールも存在します。
ただ、各モジュールはあくまで機能を追加するためのものなので、基本的にはiOSデバイスとLightpad Block本体があればOK。
使い方は以下の通り。まず本体の電源を入れて……
専用のiPhoneアプリと接続します。
アプリはInstrument view(楽器ビュー)と……
Song view(ソングビュー)の2種類の画面を切替可能。
まずInstrument viewの方を見てみます。Instrument viewでは画面下部に4つのボタンがあり、「Hip Hop Groove Kit」「Dynamic Poly Synth」「String and Horms」といったモードからサウンドを選ぶことができます。
モードを選択したら演奏を行います。本体ディスプレイのライトをトントンと押すと、キーボードの鍵盤を叩くように音が鳴り始めました。
同じボタンでも押す力の強さで音の強弱を付けることが可能。
ディスプレイ上で指を左右に滑らせてもOKです。
勢いを付けてディスプレイから指を離すと、指の動きに合わせて楽器を弾いたような音が出ます。
続いて、Song viewの説明へ。Song viewでは画面左側に4つのボタンが並んでいます。
ここでベースとなる音を選択。なお、ベースは複数選ぶことが可能です。
そしてInstrument viewに戻れば、ベースの上にメロディを重ねていくことができます。このとき音を録りたければアプリの録音ボタンを押すだけなので、楽曲作成がとても簡単です。
さらに、サウンドに「Scale」「Arp」「Chord」というエフェクトを加えていくことも可能。
サウンドを作ったあとでも、モードを切り替えれば、そのモードを適用してのサウンドを聴くことができます。
さらにモジュールを使ってのサウンド作成方法は以下のムービーから見ることができます。
BLOCKS: The modular music studio - YouTube
まずはLightpad Block本体の上部にLoop Blockを接続。
Loop Blockがあればスマートフォンからの操作が不要になります。Loop Block下段・左から2つ目の録音ボタンを押すとサウンドを録音できるので、ドラムの音を録音し……
Loop Block左上のボタンから楽器を変更。
さらにメロディーを録音。
Loop Block左下のボタンを押すと、録音したメロディーをループ再生できます。
ここで、Lightpad Block本体をもう一台接続。
1つの音をループさせて……
Live Blockという別のモジュールも追加。
「Scale」「Chords」「Arpeggiate notes」といったエフェクトをかけることも可能です。
このように、モジュールを組み合わせると初心者でも多彩な音を作り出すことが可能です。
なお、Lightpad Block本体は179.95ドル(約1万9000円)で、Live BlockとLoop Blockは79.95ドル(約8300円)。価格は送料込みで、日本への発送にも対応しています。
ROLI | BLOCKS
・関連記事
サウンドエフェクトを自分で細かく設定して作り出すことができる「Bfxr」 - GIGAZINE
スーファミっぽいゲーム用の効果音を簡単にブラウザだけで作れる「jfxr」 - GIGAZINE
集中力を高める自然音のBGMが作れるフリーソフト「Atmosphere Lite」 - GIGAZINE
無料で自動的にロイヤリティフリーの音楽を作成してダウンロードもできる「Jukedeck」 - GIGAZINE
マウスでブロックをつなげるだけで作曲できる「BLOKDUST」 - GIGAZINE
ハリウッド映画を彩る効果音「フォーリー・サウンド」を生み出すアーティストの知られざる作業の現場 - GIGAZINE
なぜバイオリン系の弦楽器には「Fホール」があるのか、その形の起源とは? - GIGAZINE
MP3の「非可逆圧縮」で失われた音の残骸は不気味なゴーストサウンドだったことが判明 - GIGAZINE
・関連コンテンツ