マウスでブロックをつなげるだけで作曲できる「BLOKDUST」
トーン・ノイズ・サンプラーなどの音源となる「ソースブロック」や、ディストーション・EQ・リバーブなどの「エフェクトブロック」、これらのブロックに動力を与えて音楽を再生する「パワーブロック」など、さまざまなブロックを組み合わせると音楽になっていくという独特な作曲ウェブアプリが「BLOKDUST」です。
BlokDust
https://blokdust.com/
BlokDustがどんなアプリなのかサクっとわかるムービーは以下から見ることができます。
BlokDust (short) - YouTube
フラットデザインのカラフルなブロック。
さまざまな形のブロックがあります。
一目見ただけでは一体何をするためのブロックなのかわからないものばかりですが……
BlokDustのブロックにはそれぞれ異なる用途が割り当てられています。設置したブロックをクリックすると、素材となる音源の音色を変化させるモジュレーターの操作画面が出てきました。
ブロックごとに異なる画面を呼び出すことができます。
BlokDustはそれぞれ異なる音源やエフェクトを持ったブロックを組み合わせていくことで、DTM(デスクトップミュージック)のような感覚で曲を作ることが可能。
DTMのように打ち込みや演奏は不要で、ただブロックを並べていくだけで作曲が可能となっています。
なお、上記ムービーをさらに詳しく見たい場合は、以下にロングバージョンのムービーもあります。
BlokDust - First Look/Listen - YouTube
◆チュートリアル
というわけで、実際にBlokDustにアクセスしてチュートリアルをプレイしてみます。ブラウザはChromeが推奨されています。まずは「TAKE THE TOUR」をクリック。
チュートリアルはステップ1から8まであり、右側に何をすればいいのかが英語で書かれています。ステップ1では「『SOURCE』をクリックして『TONEブロック』をドラッグしてください」と指示されているので、左上のSOURCEをクリックします。
するとSOURCE内に格納されているブロックの一覧が表示されるので、「TONE」と書かれたブロックをドラッグして……
好きな場所に設置すればOK。SOURCEブロックは全ての基本となる音を発するブロックで、ドラッグしている間は音が鳴り、どんな音を出すブロックなのかがわかるようになっています。
SOURCEブロックには「EFFECTブロック」と「INTERACTIONブロック」を接続することが可能。ステップ2では「INTERACTION」のカテゴリから「COMPUTER KEYBOARDブロック」を取り出してTONEブロックに接続します。
ドラッグしたまま接続したいブロックに近づけると黄色い線が表示されます。
距離が遠すぎると線がなくなって接続できなくなるので、隣接させるか近くに置く必要があります。
COMPUTER KEYBOARDブロックを接続するとPCのキーボードにドレミが割り当てられ、接続しているTONEブロックの音色でピアノのように音楽を演奏することが可能。つまり、ものすごくシンプルなシンセサイザーが完成したわけです。ステップ3では音色に変化をつけるため、「EFFECT」のカテゴリから「CHOPPERブロック」を取り出してTONEブロックに接続します。
ステップ4では接続したCHOPPERブロックをクリックするよう指示されます。モジュレーターが表示され、TONEブロックの音色に与えるエフェクトを調整可能です。
好きなエフェクトが決まったら「×」で閉じればOK。
ステップ5ではCOMPUTER KEYBOARDブロックを取り外して削除するよう指示されます。ブロックはドラッグしたまま右下のゴミ箱に持っていけば削除可能。
COMPUTER KEYBOARDブロックがなくりTONEブロックから音を奏でる方法がなくなってしまいましたが、ステップ6では「POWERブロック」を使った音楽の演奏方法が行われます。まずは「POWER」のカテゴリから「PARTICLE EMITTER」を取り出し……
PARTICLE EMITTERは先端から粒子を飛ばすブロックで、粒子をぶつけたブロックを動作させることができます。
ただしPARTICLE EMITTER単体では動かないので、ステップ7ではPOWERから「POWERブロック」を取り出して接続します。
するとPARTICLE EMITTERから定期的に粒子が飛び出し始め、その先にあるTONEブロックから定期的に音が鳴るようになりました。
チュートリアルはこれで終了なので、後は好きなようにブロックを組み合わせて自分だけの音楽を作っていくことができます。SoundCloudから音源を読み込むサンプラーブロックなどもあるので、割と適当に組み合わせていくだけでもそれっぽくなるのがおもしろいウェブアプリとなっています。
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