岸田メルがキャラデザ&監修の美少女×学園×魔法少女なヒロイックRPG「BLUE REFLECTION 幻に舞う少女の剣」
「アトリエシリーズ」のキャラクターデザインや、「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」「花咲くいろは」など人気アニメのキャラクター原案などでも有名なイラストレーター岸田メルさんがキャラクターデザイン・監修を務める新作ヒロイックRPG「BLUE REFLECTION 幻に舞う少女の剣」のトークショーがマチ★アソビ vol.17で行われました。これまでほとんど謎に包まれたままだった本作品ですが、音響監督を務めながら開発にも深く携わっているという納谷僚介さんと主要キャスト3人がマチ★アソビにやってきてトークを繰り広げました。
マチ★アソビ
http://www.machiasobi.com/events/blue.html
BLUE REFLECTION 幻に舞う少女の剣
http://social.gust.co.jp/gakkou/
司会のトッキーさんと、音響監督の納谷僚介さんが登場。納谷さんは音響監督だけでなく、「BLUE REFLECTION 幻に舞う少女の剣」の開発メンバーでもあるとのこと。音響監督であり開発メンバーでもあるということで、正式な呼び方がまだ決まっていない状態。とりあえず現状は原案協力ということになっているとのこと。
イラストレーターの岸田メルさんはキャラクターデザインと監修を担当しており、アイデアをポンポン出していく役で、納谷さんはこれをとりまとめる役になっているそうです。さらに、この原案を「キノの旅 the Beautiful World」の時雨沢恵一さん、「乃木坂春香の秘密」の五十嵐雄策さん、「なれる!SE」の夏海公司さんの3人がシリーズ構成としてまとめる、ということでものすごいものが生まれるそうな予感がビシバシです。
公開されているメインビジュアルからわかるように、「BLUE REFLECTION 幻に舞う少女の剣」は女子高生が魔法少女に変身してあれやこれやと戦う作品。これについて、制作陣は魔法少女が単純に悪と戦うようなヒロイックものにはしたくないと考えているそうで、角川の人気作家が協力してくれていることも活かして「青春小説」のような読んだあとのさわやかさや、ピリッとした心の痛みを表現したいとのこと。
また、「世界を救う、宇宙を救う」といった大きな話ではなく、「自分を変える」といった小さな話を描こうと考えているそうです。人がちょっと頑張るだとか、変化する、といったことは当人にとっては世界を救うことに匹敵するくらい大変なことであることもあるはずで、そういった世界を救うくらい大きな一歩を作品を通して描きたいそうです。
岸田メルさんの「BLUE REFLECTION 幻に舞う少女の剣」に対する思い入れもかなり強いそうで、まだ公開されていない絵もたくさん描いてる模様。「みんなの想像の10倍くらいはあるよ」と、岸田メルさんがハードに取り組んでいることも明かされました。
その後、メインキャストである白井日菜子役の高田憂希さん、司城夕月役の高野麻里佳さん、司城来夢役の秦佐和子さんの3人がステージに登壇。
まずは主人公の白井日菜子がどういうキャラクターなのかについて。主人公は若手ダンサーの登竜門である海外のバレエコンクールの本戦出場を決めるが、足に怪我を負ったことにより棄権を余儀なくされたという将来を嘱望されながらもその道を閉ざされてしまった、という女の子。設定だけを聞くと特殊な女の子にみえますが、制作側は特殊な子にしようとは考えてないそうです。むしろ、ゲームをプレイする中でユーザーが「あるある」と共感できるような普通の女の子になるように作っている。「やりたいけど何らかの理由があってできない」といったことを表現するための女の子とのことです。納谷さんはゲームは現在進行形で制作中なので最終的にはどうなるかわからないと前置きしつつ、日菜子が踏み出せなかった一歩を踏み出すためにプレイヤーが何十時間というゲーム本編をプレイする、というようなイメージがあることを明かしています。
日菜子役の高田憂希さんは、まだ収録が始まっていないのに制作陣とディスカッションを繰り返しているそう。その中で高田さんは、日菜子の話をしているのか自分の話をしているのかわからなくなることがあるくらいに日菜子と自分とが重なる部分があるとのことです。
続いて主人公の日菜子にリフレクターの力を与えた司城夕月というキャラクターについて。夕月は明るく元気で場を盛り上げてくれるようなキャラクターで、クラスにひとりはいる人気者タイプのキャラクター。「BLUE REFLECTION 幻に舞う少女の剣」では「人間味」のようなものをとても大事にしているそうで、夕月もただ明るいキャラクターではなく、普段はとても明るいけれど、心の中では実はすごくいろいろなことについて考えているといった、大人な部分があるキャラクターを目指しているとのこと。公式ページの設定には「日菜子のことを第一に考えている」と書かれているように、主人公の日菜子のことを「愛している」と言っても過言ではないくらいに大切に思っているとのこと。しかし、日菜子を大切に思っている理由は割と利己的なもので、その方が人間的に感じられるのではとのこと。
そして最後は夕月の姉妹であり、日菜子にリフレクターの力を与えたもうひとりの謎の少女・司城来夢。来夢は夕月とは違って効率主義な考えをもった少女で、他人の心情よりも自分の心情を優先することがあるという少女。来夢は表向きはクールで冷たい感じや大人な感じが見えるキャラクターですが、内面はおばかというか、自分の感情を優先してしまうキャラクター。
どのキャラクターを誰が演じるかはかなり前から決まっていたそうで、ステージに登場した3人がそれぞれ演じるキャラクターに似ている部分があるとのこと。これは誰が演じるかを決めてキャラクターを作ったからではないものの、配役が決まってから演者とキャラクターがそれぞれによっていった部分はあるかも、と音響監督の納谷さん。なので、「ゲームは高田さん、高野さん、秦さんと一緒に女子校に通えます」と、美少女ゲームらしい一面もアピールされました。
かなりまじめにキャラクター設定や世界観を語ってくれた納谷さんですが、最後に「かわいい女の子もたくさん出ます。もちろん可愛い子とイチャイチャすることもできます。そんな中で伝えたいことが伝わったら良いなぁ」と、「BLUE REFLECTION 幻に舞う少女の剣」への愛を語っていました。
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