ハードウェア

隣にいる人とワイヤレスでも音楽を共有可能にするデバイス「Velo」


従来の有線イヤホンであれば音声を分けるプラグを数百円で買えば簡単に2人で音楽を聴くことができたのですが、Bluetoothを使ったワイヤレスではそう簡単にはいきません。そんな不便さを解消しそうなデバイス「Velo」が開発されており、近いうちにクラウドファンディングでの出資募集を開始しようとしています。

Velo - music sounds better when shared
http://velo.audio/

Veloは2つの三角形のデバイスがペアになった製品で、それぞれの中にバッテリーとBluetoothユニットを内蔵しています。スマートフォンなどのBluetoothデバイスからの信号を親機が受信し、さらに子機へと伝達することで2人で同じ音楽をワイヤレスで聴くことを可能にしているようです。なお、2つのデバイスは出荷時にペアリング済の状態となっており、ユーザーはスマートフォンなどとBluetooth接続するだけで使えるようになるとのこと。


実際に使用する際には、2つのVeloを分離させ、それぞれに有線のイヤホンやヘッドホンを接続して音楽を聴くことになります。音質面も考慮されており、Bluetoothで高音質を実現するapt-Xをサポートしています。


また、Bluetoothでスマートフォンとつながるということで、万が一に見失ってしまった時にも隠れている場所を知らせる機能を搭載しているとのこと。本体から音を出すのか、それともスマートフォンの画面にデバイスとの距離を表示させるのか、まだ詳細は不明ですが、すぐなくしてしまいそうな小型デバイスにはうれしい機能となりそう。


Veloは近日中にクラウドファンディングサイトのKickstarterでキャンペーンを開始して出資を募る予定とのこと。奇しくも、iPhone 7世代からはイヤホンジャックが廃止され、変換プラグかBluetoothイヤホンが必須になってきたと言うこともあり、今後は同様のデバイスが次々と開発されるのかもしれません。

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in モバイル,   ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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