リコールが発表されたサムスンの「Galaxy Note7」で再び爆発事例が見つかる
Samsung(サムスン)のフラグシップ端末「Galaxy Note7」は2016年8月に発売されたばかりの端末ですが、翌月初めに「端末が爆発する」という報告が相次いだことから出荷が延期・停止され、さらには端末のリコールが発表されました。しかし、リコール発表後もGalaxy Note7の爆発報告が続いています。
My Note 7 exploded, first case in Australia : GalaxyNote7
https://www.reddit.com/r/GalaxyNote7/comments/518ncu/my_note_7_exploded_first_case_in_australia/
Galaxy Note 7 Explodes in Hotel Room and Causes Nearly $1,400 Worth of Damage
http://gizmodo.com/galaxy-note-7-explodes-in-hotel-room-and-causes-nearly-1786279887
韓国を中心に大ヒットの兆しを見せていたサムスンの最新フラグシップモデル「Galaxy Note7」ですが、相次ぐ爆発報告により、ついに出荷が延期されていました。サムスンの匿名社員によれば、、爆発の原因はバッテリーであると見られており、バッテリーに問題のある端末は全体のわずか0.1%、それもバッテリーを交換することで解決できるとコメントしていました。
Samsungのフラッグシップ端末「Galaxy Note 7」で爆発が相次ぎ出荷延期に - GIGAZINE
出荷が延期された時点では一部の韓国メディアが情報筋から「近いうちにGalaxy Note7のリコールを行う」と報じていたのですが、9月2日についにリコールを発表。リコール発表時点で既にGalaxy Note7を250万台販売しており、韓国内では9月19日以降に端末の交換を行うことを明かしていました。なお、CNETの報道によれば、リコール発表の1日前の時点で全世界で合計35件の爆発報告があったそうです。
Samsung Note 7 Recall Will Be Pricey, But Probably Worth It - Bloomberg
リーコール発表で騒動も一段落かと思われていましたが、発表後もGalaxy Note7の爆発報告が挙がっています。報告者によると、端末を充電したまま眠っていると、端末が爆発。端末の充電には純正のUSBアダプターとケーブルを使用していたそうですが、端末は完全に破壊され、SIMカードやSDカードも取り出し不能な状態になっているそうです。
その爆発したGalaxy Note7がこれ。端末の左側を中心に爆発しているようで、爆発後の端末の見た目はYouTube上にアップされている他ユーザーの爆発したGalaxy Note7と非常によく似ています。
端末は丸焦げで、報告者は端末が爆発した際に指をやけどしたそうです。
枕元にGalaxy Note7を置いて充電していたようで、ホテルのベッドのシーツが黒焦げになっています。
さらに、爆発した端末がホテルの床に落ちたせいで、カーペットも焦げてしまっています。
爆発が起きたホテルは部屋の修繕費用として1800オーストラリアドル(約14万円)を請求してきたそうですが、これらの費用はサムスンが支払いを約束してくれたとのこと。
なお、サムスンがリコールとなったGalaxy Note7を回収するには、10億ドル(約1000億円)程度の費用がかかるとみられています。
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