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Googleが日本-台湾間に秒速26テラビットの世界最速の光ファイバー海底ケーブル「FASTER」を開通


日本を含むアジアとアメリカ西海岸の約9000kmを結ぶ秒速60テラビット超爆速光ファイバー海底ケーブル「FASTER」が2015年に敷設されていましたが、GoogleがさらにこのFASTERケーブルを日本-台湾間で開通させ、Googleのサービスをもっと素早く快適に使えるようになったことが発表されました。

Google Asia Pacific Blog: Making Google a little bit FASTER across Asia
https://asia.googleblog.com/2016/09/making-google-little-bit-faster-across.html


日本とアメリカを結ぶ世界最速の光ファイバー海底ケーブル「FASTER」は敷設から約1年を経た2016年6月に開通し、太平洋をまたぐ高速インターネット通信を支える大きな存在の1つとなっています。GoogleはFASTERに追加で出資を行い、今回はアジア圏で最大のGoogleデータセンターがある台湾と日本の間でも、超高速回線のFASTERケーブルを開通。これにより、秒速26テラビットの速度でGoogleのサービスを快適に使用できるようになりました。

実際に体感できる内容としてはGmailの送信速度やYouTubeの動画の読み込み速度が少し速くなる程度だそうですが、「秒速26テラビット」という通信速度は15秒ごとに全ての台湾人がセルフィー(自撮り写真)を日本に送り続けられるほどの速度になり、1日の総枚数にすると「1380億枚」にもおよびます。また、ケーブルは全て津波などの自然災害の影響を受けないエリアに敷設されているため、ネット通信の高速化だけでなく、ネットそのものが停止する事態を防ぐ効果も得られるそうです。

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in ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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