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わずか12歳という史上最年少記録で世界屈指の名門大学のアイビー・リーグに入学した少年


わずか12歳のジェレミー・シュラー君がコーネル大学に飛び級で入学することが決定しました。名門私立大学8校からなるアイビー・リーグ所属のコーネル大学に飛び級を決めたジェレミー君はどのような才能を持った子どもなのか、その詳細にThe Washington Postが迫っています。

A 12-year-old is off to the Ivy League. ‘It’s a challenge to keep him challenged,’ his dad says. - The Washington Post
https://www.washingtonpost.com/news/grade-point/wp/2016/08/15/a-12-year-old-is-off-to-the-ivy-league-its-a-challenge-to-keep-him-challenged-his-dad-says/

普通の赤ちゃんであれば数秒しか集中できないところをジェレミー君は30分以上集中して気になるものを観察することができ、その驚くべき集中力で生まれて間もない頃から両親を驚かせていたそうです。ジェレミー君の興味を引いていたのは文字と数字で、生後1年3カ月でアルファベットを理解し、パスタの中や星空の中から文字や数字を見つけ出して遊んでいました。お風呂に入れてもシャワーホースで文字や数字を書き続けるため、両親はジェレミー君の入浴に苦労したと語っています。

生後1歳6カ月になったジェレミー君は、韓国・ソウルに住む友人にハングルでメールをタイプしていた母親を見て、ハングルにも興味を持ち始めました。その翌日には韓国語の子音と母音を組み合わせて音節を作れるようになり、ほどなくしてハングルで書かれた本を読むようになったそうです。2歳になったジェレミー君は、独学で英語と韓国語の両方を読めるようになり、この時初めて両親は「この子は他の子と違っている」と気付いたそうです。


一般的な教育がジェレミー君に当てはまらないことに気付いた両親は、ジェレミー君の知性を伸ばすよう努力しました。その結果、ジェレミー君は5歳の誕生日までにPrecalculusを勉強したり、「ロード・オブ・ザ・リング」を読んだりするようになりました。両親の本棚から数学書を選んで夜通し読んでからは、18世紀の数学者であるカール・フリードリヒ・ガウスレオンハルト・オイラーアイザック・ニュートンを崇拝するようになったとのこと。


なお、ジェレミー君の父親であるアンディー・シュラーさんは航空宇宙工学の博士号を持っており、母親のハーレー・シュラーさんもテキサス大学オースティン校の博士研究員でした。しかし、類いまれなる知性を持つジェレミー君の教育のため、母親は退職を決意したそうです。5歳のジェレミー君は母親から高校レベルの数学と科学を勉強して理解できるようになっていたため、普通の幼稚園に入れることはしなかったそうです。

シュラー一家はジェレミー君が8歳のころに1年間だけイギリスで生活をすることに。ジェレミー君はミラノ、ブリュッセル、グラスゴー、ウェールズで言語と文化を学び、地理学や歴史も貪欲に吸収していったとのこと。アンディーさんは「私たちはWikipediaを放棄しました」と話しており、「チャドの首都は何?」など、わからないことがあればジェレミー君に聞けば答えてくれるとのこと。一方で、質問の回答がおかしいこともあるそうですが、両親が「それ本当?」と聞き返すと、「もちろんウソだよ!」と笑って答えるイタズラっ子でもあるそうです。


イギリスでの生活を終えてテキサス州に戻ったジェレミー君は、10歳で高校教育で教えられる限界に到達したため、SAT(大学進学適性試験)を受験することにしたそうです。テストの結果は同じ年の受験者中でもトップレベルで、数学・理化学で800点満点、世界史・ラテン語は750点。また、微積分学・化学・物理学・力学・物理学・電磁気学・統計学・微視的経済学・マクロ経済学のAPテストも受けることになり、全ての教科で最高得点を記録しました。

10歳のジェレミー君は年齢が低すぎることで大学の申請書を作成できなかったそうですが、高校卒業を待たずに12歳でコーネル大学への入学を認められました。コーネル大学の記録では14歳で入学し、18歳で卒業した学生がいましたが、さらに若いジェレミー君が史上最年少記録を塗り替えました。最近ではプログラミングにも興味を持ち、マップジェネレーターを動かして楽しんでいるとのこと。大学に入学後すると、ジェレミー君は生まれて初めて「同級生で一番賢い人」という立場ではなくなるわけですが、ジェレミー君は「それは気にするほどの変化ではなく、僕は新しい環境を好きになると思います!」と話しています。


両親はジェレミー君が博士号を取得して学究生活のキャリアを積むことを期待していますが、父親のアンディさんは大学の幅広い学部・学科の中でジェレミー君がどのような影響を受けるかが楽しみだとのことです。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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