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レゴブロック製の巨大装置でボールを次々と運ぶ「Great Ball Contraption」のムービー


日本最大というレゴブロック作品の展示イベント「Japan Brickfest 2016」が2016年6月4日・5日に開催され、レゴブロックを使った作品展示や、コンペティション、フリーマーケットなどが行われました。展示会場にはレゴブロック製の巨大装置でボールを運んでいく「Great Ball Contraption(GBC)」が前年に引き続き登場し、装置の各モジュールを詳しく見られるムービーが公開されています。

Great Ball Contraption(GBC) at Japan Brickfest 2016 - YouTube


Japan Brickfest 2015で好評を博したGBCの製作者はAkiyukiさんで、同氏をはじめとする4名が共同で作成したのが今回のムービーで映されているGBC。


レゴブロックのライトの反射板のパーツを、ボール運搬用のカップとして使い、ボールを次々と受け渡していく「Cup to Cup」。最初にボールを上へ持ち上げるパーツにはスパイラルリフトが使われています。


続いて坂道をボールが駆け下りて……


アルキメデスの螺旋を用いてボールを運ぶモジュール「Archimedes Screw Type1」へと進みます。Archimedes Screw Type1は透明な素材で作られているので、チューブの上にボールを乗せて運ぶ機構が透けて見えるようになっています。


次のモジュール「Fork to Fork & Snake Slide」は、まず最初に回転ホイールでボールを持ち上げて……


レゴブロックのアンテナパーツを使ったフォーク状の部品でボールを受け渡していきます。アンテナパーツ4本を長方形に配置して、90度ずつ角度を変えて設置することで、フォークの先が互いにぶつからずにボールを受け渡すことができる仕組みとのこと。


ボールがモジュールのてっぺんまでたどり着くと、その先に設置されたすべり台を駆け下りていきます。


続いてはバスケットボールのゴールへ向けてボールを発射する「Basket Shooter V2」。3カ所の発射台からボールがポンポン飛び出していきます。


見事にシュート成功したボールは、レーンを通って次のモジュールへ進みます。


Planets」は、Fork to Forkと同じくアンテナパーツを使ったモジュールとのこと。スターウォーズシリーズの惑星パーツを使い、宇宙船が太陽系の惑星の周りを順に移動していくという設定のもと、運ばれてきたボールが宇宙船の代わりに惑星の周りを回っていきます。


続いてのモジュール「Pinball」は、ピンボール台をモチーフにしたモジュール。台の一番下にはバスケットゴールが設置されています。


次のモジュールは、フィンさんによる「Water wheel」。水車の形に組み立てられたブロックが、ボールをすくって運んでいきます。


同じくフィンさん作の「Steering cup」は、アームの両端に取り付けられたカップでボールをすくって運ぶモジュール。


Scoop」は、巨大なフォーク状のパーツでボールを一気にすくい取り、アーム全体が回転することでボールを運ぶ仕組みです。


楕円形のリフトでボールを上へ運んでいく「Spiral Lift Type2」。


横から見ると楕円形になっていることがよく分かります。長いレーンを使い、Great Ball Contraptionの進行方向を180度回転させて後半へ進みます。


toiseさん作の「Belt conveyor & Slide」は、ベルトコンベアでボールを持ち上げて、黄色とグレーのパイプで作られたすべり台をボールが滑り降りていくモジュール。ベルトコンベアのふもとに立っている人形がかわいらしい感じ。


同じくtoiseさん作の「Gachon」は、オレンジ色のパーツにタイヤがつけられていて……


レーンを降りてきたボールをまとめて次のモジュールへと流します。


Y.Kuramataさん作のモジュール「Fast and Slow」は、赤・黄色・青の3本のレーンでそれぞれ角度が異なり、ボールが転がるスピードを変えているとのこと。


Wheel & Steps」は、黄色の回転ホイールでボールを持ち上げて……


黄緑色の部品が上下に動き、ボールを運んでいきます。


Six Heads」は、6つの頭がボールをゴムの力ではさみ、首をのけぞると同時に舌でボールを押し出す仕組みとのこと。頭を6つ配置したのは処理速度を稼ぐためだそうです。


続いては、大型カーブスロープとスクリューを組み合わせた「Archimedes Screw Type2」。


Bucket-wheel Tower」はCup to Cupのモジュールを垂直にして、アームの動きを無限回転に変更したような機構とのこと。


てっぺんに到達したボールは、黒いレーンを通って次のモジュールへ。


Marble Run」は、カラフルなフレキシブルホースを使った、ジェットコースターのような形のモジュール。


Fast Ball Sorting Robot」は教育版レゴのマインドストームEV3を使って、カラーセンサーでサッカーボールとバスケットボールを選別するモジュール。1秒間にボールを2個以上仕分けることが可能。


ある程度ボールが貯まったところで次のモジュールへとボールが進みます。


続いては、輪ゴムを使ってボールをつかみ上げて離すモジュール「Catch and Release」。ボールがアームの真下にくるように、くぼみを作ってあるとのこと。


最後は「Archimedes Screw Type3」。こぼれ玉をレーンに戻すための帰還レールも作ってあるそうです。

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in 動画, Posted by darkhorse_log

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