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タクシー配車サービス「Uber」が大量のニセ予約で営業妨害を受けたとしてライバル企業を告訴

By freestocks.org

世界中でオンライン配車サービスを提供しているUberは、世界で2番目の人口を誇るインドでオートバイタクシー「UberMOTO」をスタートしており、同様にオートバイタクシーサービスを提供しているライバル企業の「Ola」と大規模なマーケットでしのぎを削っています。そんな中、Uberは「Olaが大量のUberアカウントを作成して空予約を繰り返している」としてOlaを訴えました。

Uber Sues Ola Claiming Fake Bookings as India Fight Escalates - Bloomberg Business
http://www.bloomberg.com/news/articles/2016-03-23/uber-sues-ola-claiming-fake-bookings-as-india-fight-escalates

Uberの主張によると「Olaが9万個以上のUberアカウントを架空の電話番号で作成し、40万件以上の偽の予約を申し込んでは繰り返し、ドライバーに対する妨害行為を行った」として、Olaを営業妨害で告訴しました。これに対してOlaは「Uberの主張は全て偽りで軽薄な行為である」とコメントしており、Uberが主張する罪状を全面的に否定しました。


さらにUberは請願書の中で「2015年8月から2016年2月にかけてOlaの従業員がUberのドライバーを混乱させるメッセージを送り続けていた」とも述べていますが、Olaは別途声明を出し「これはUberが政府当局に車両を押収されたことで発生する大損害に面した現実から注意を反らすための努力に他なりません」と反論。以前にUberのドライバーがインドで乗客に性的暴行を働いたとされている事件があり、インド交通局はUberとOlaに対して業務停止命令を出しましたが、両社は命令に従わず営業を続けたために大量の車両を押収されており、Olaはこの件について言及しているわけです。

どちらの主張が正しいのかは法廷で審議されることになりますが、Uberの主張が認められれば、世界で2番目の人口を持つインド市場をリードすることにもつながります。なお、以前にUberはアメリカのライバル企業「Lyft」に対して空予約を行って営業妨害を行っていたと報じられたことがあります。

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in メモ,   モバイル,   ソフトウェア,   ネットサービス,   ウェブアプリ,   乗り物, Posted by darkhorse_log

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