ハードウェア

コンパクトボディで「4K撮影」と「レンズ交換」を両立したレンズカメラ「Z-cam E1 Camera」


「レンズにカメラがついた」という表現がピッタリくる超小型カメラ「E1 camera」は、手頃な価格で4K画質動画の撮影が可能で、しかもシーンに応じてレンズの交換が可能という特徴を備えるカメラです。

E1 Camera. 4K UHD interchangeable lens camera by Jason Zhang — Kickstarter
https://www.kickstarter.com/projects/2081787381/e1-camera-4k-uhd-interchangeable-lens-camera

E1 Cameraがどのような製品なのかは、以下のムービーを見るとわかるようになっています。


デジタルカメラの開発が進んだことで誰でも高画質な映像を手軽に残せるようになり、今や4K画質での動画撮影も容易に手が届く時代になりました。


しかし、まだまだ4K撮影にはハードルが高いのも事実。現時点で4K撮影が可能な機材としては、GoPro HEROシリーズのようなアクションカメラや……


本格的な撮影に用いられるプロ用機材や、大型のデジタルカメラなど。いずれも、レンズが交換できなかったり、高価すぎて一般のユーザーには手が届かなかったり、ボディサイズが大きいなど、一長一短があって全ての要望を満たすものはなかなか存在しませんでした。


そんな要望をかなえるために開発されたのが、Z-camの「E1 camera」です。


E1 cameraは4K画質の撮影が可能で、マイクロフォーサーズ規格のレンズに対応するカメラ。そのため、撮影するシーンに応じて最適なレンズを装着し、しかも4K画質で映像を残すことができるカメラとなっています。


本体背面には液晶ディスプレイを備えているので、設定や撮影した映像の確認も可能。


コンパクトな本体のため、セッティングの自由度が高くなっています。


このように、ドローンに搭載して空撮を行うことも可能。


マイクロフォーサーズ規格のセンサーとノイズリダクションテクノロジーを採用することで、暗所での撮影でも鮮明な映像を残せることが特徴とのこと。こんな夜景や……


ローソクのような光量の少ないシーンでも撮影が可能であるとしています。


さらに、スマートフォンのアプリを使って詳細なコントロールを行うことが可能。アプリはAndroid版とiOS版が用意されています。スマートフォンとの接続にはWi-FiおよびBluetooth/BLEが対応しています。


本体内には2000mAhのリチウムイオンバッテリーを内蔵しているほか、外部電源からの給電も簡単に行えるので、長時間の撮影でも心配はないとのこと。


本体は指で簡単に持てるほどのコンパクトさ。前面から見ると、ほとんどレンズだけという割り切った設計になっています。


本体サイズは幅75.2mm×高さ56.1mm×奥行き27.5mmで、マウント部の高さは22.75mmとのこと。


先述の通りE1 cameraはマイクロフォーサーズ規格に対応しているので、パナソニックやオリンパスのマイクロフォーザーズ・ユーザーであれば、すでに持っているレンズですぐに使いはじめることが可能。


小型・軽量な特徴をいかして、こんな風にカメラをセッティングすることも可能になっています。


気になるスペックは以下の表の通り。4K画質の場合は24fpsとなり、フルHDだと60fpsの撮影も可能。さらに、タイムラプス撮影や120fpsでの高速度撮影も現在対応中とのこと。1度の充電で可能な撮影時間はWi-Fiオンの状態で45分、Wi-Fiがオフだと80分となっています。


記録メディアはmicroSDカードを採用しており、最大で128GBに対応。マグネシウム合金製の本体には1/4インチ・ピッチ20山の三脚用マウントが装備されています。マグネシウムは放熱と軽量化が考慮されており、本体重量はバッテリー込みでも209グラムとなっています。


詳細な設定やデータ管理、さらには映像配信を可能にするアプリが用意されています。スマートフォンのアプリによる操作を採用することで、常に最新バージョンのファームウェアやアプリを利用することが可能となっています。


E1 cameraはクラウドファンディングサイトのKickstarterで出資を募集中。目標金額の4万2000ドル(約520万円)に対し、記事作成時点では26万ドル(3200万円)を超える出資が集まっています。

早期出資優待割引制度であるEarly Birdプランのいくつかはすでに枠が埋まっていますが、記事作成時点では599ドル(約7万4000円)でE1 cameraを1台ゲットすることが可能。また、799ドル(約9万9000円)を出資すると、E1 cameraにPanasonic製14mm/f2.5レンズをセットにした「スペシャルバンドル」版をゲットすることも可能となっています。


なお、日本への発送には、50ドル(約6100円)の送料が別途必要です。出資の締め切りは日本時間で2015年8月16日(日)午前4時46分となっており、出荷時期は2015年11月~12月ごろが予定されています。

E1 Camera. 4K UHD interchangeable lens camera by Jason Zhang — Kickstarter
https://www.kickstarter.com/projects/2081787381/e1-camera-4k-uhd-interchangeable-lens-camera

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
「Kickstarter」へ出資してゲットする方法&出資しまくった経験からわかった注意点まとめ - GIGAZINE

日本発売が決定したレンズスタイルカメラ「QX1」速攻フォトレビュー - GIGAZINE

4K撮影を新型「GoPro HERO 4」のブラックとシルバーでしてみたよレビュー - GIGAZINE

ソニーの新アクションカム「FDR-X1000V」&「HDR-AS200V」を速攻で使ってみました - GIGAZINE

マイクロフォーサーズ対応でコンパクトなデジタルシネマカメラ「Blackmagic Pocket Cinema Camera」、4K対応カメラも登場 - GIGAZINE

5Kサイズなので4K映像も余裕で表示できるハイエンドモニタ「UP2715K」を使ってみた - GIGAZINE

4K/60fps映像でもぬるぬるサクサク動くHDMI 2.0サポート液晶ディスプレイ「Acer S277HKwmidpp」実機レビュー - GIGAZINE

in モバイル,   ソフトウェア,   ハードウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.