Linux搭載スマホ第2弾は高性能で知られる「Meizu MX4」ベースで販売開始
中国のスマートフォンメーカー「Meizu(魅族科技有限公司)」が、高性能スマートフォンとして知られるフラッグシップモデル「Meizu MX4」シリーズに、Linuxディストリビューションとして人気のUbuntu OSを搭載したモデル「Meizu MX4 Ubuntu Edition」を発表しました。2015年2月に発売された「BQ Aquaris E4.5 Ubuntu Edition」に続くUbuntuスマートフォン第2弾はこんなスマートフォンです。
MX4 Ubuntu Edition | Features - MEIZU
http://www.meizu.com/en/ubuntu/features.html
これがUbuntuスマートフォン「Meizu MX4 Ubuntu Edition」
5.36インチ(1920×1152)の液晶ディスプレイはゴリラガラス3で保護。
SoCはMediaTek MT6595(Meizuカスタマイズバージョン)を採用。2GBメモリ、16GBストレージを搭載し、バッテリ容量は3100mAh。
サイズは幅75.2mm×高さ144.0mm×厚さ8.9mmで重さ147g。
200万画素フロントカメラはSONY製センサーIMX208を搭載。
リアカメラは2070万画素で秒間30枚の高速連写に対応します。
Meizu MX4 Ubuntu Edition最大の特徴はUbuntu OSのユーザーインターフェイスはこんな感じ。
ロック画面。Ubuntu OSは細部までデザインに趣向が凝らされているとのこと。
アプリをカード式に重ねて表示することで、切り替えられます。
また、個別にアプリを立ち上げることなく情報表示可能な「Scope」レイアウトを採用。例えば、近くのレストランの情報、天気予報、ニュースタイムラインなどを同時に表示させながら音楽プレイヤーを操作する、という風に1ページ内をスワイプ操作することでやりたいことを完結させられます。
さらに画面横をスワイプすることで表示されるアプリのショートカットランチャーもあります。上下左右の4方向からのスワイプ操作に対応するのがUbuntu OSの特長。
クラウドファンディングの目標金額未達で幻に終わった「Ubuntu Edge」を経て、ついに発売されたミドルレンジモデル「BQ Aquaris E4.5 Ubuntu Edition」に続いて登場したUbuntuスマートフォン「Meizu MX4 Ubuntu Edition」は、2015年6月25日から価格299ユーロ(約4万1000円)で、まずはヨーロッパ向けに販売されます。なお、MX4 Ubuntu EditionはMeizuから招待を受けた後に購入できる招待制になっています。
スマートフォンだけでなくデスクトップPC・ワークステーションなどを統合するというWindows 10と同様のビジョンを持つUbuntu OS採用のスマートフォンが第3のモバイルOSとしてシェアを伸ばせるのかを占う上でも、Meizu MX4 Ubuntu Editionの販売動向は注目を集めそうです。
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