なぜWindows 10が「特別なOS」なのかが一発で分かる新機能まとめ


Microsoftが次期OS「Windows 10」に関して、Windows 7、Windows 8/8.1などの既存OSからの無償アップデートを期間限定で実施することを発表しました。そこには単に、不振が続くWindows 8/8.1からの巻き返しを図るだけでなく、Android・iOSに大きくリードを許しモバイルOS市場で出遅れたMicrosoftが起死回生の大挽回を実現するための大いなる野望が垣間見えます。Microsoftが公開するWindows 10の公式ムービーを見れば、「なぜWindows 10が次世代のWindowsなのか?」「なぜMicrosoftが『特別なOS』と位置づけるのか?」の理由がなんとなく分かります。

Windows 10: A New Generation of Windows - YouTube


「Windows 10はこれまでのOSとは一線を画する特別なWindowsです」と話すWindowsチームのジョー・ベルフィオレ氏。


Windows 10の大きな特長は、パーソナルコンピューティングを実現するために音声アシスタント「Cortana(コルタナ)」を採用したことや……


「お絵かき」にも対応する新ブラウザ「Spartan(スパルタン)」の存在などなど。


Windows 10はPCだけでなく……


Windows Phoneなどのモバイル端末でOSを統合。最も新しく最も優れたOSとのこと。


「最新のOSをすべての人に使ってもらうために、Windows 10は無償アップグレードに踏み切りました。最新かつ最高のWindowsを手にしてもらえれば、Windowsを好きになってもらえるはず。そして最高のコンピューティング体験ができるはずです」と語るベルフィオレ氏。ここで言う「最高のコンピューティング体験」とは、PC・スマートフォン・タブレット端末を統合するWindows 10によるシームレスなコンピューティング体験のこと。つまり、PC・スマートフォン・タブレット端末を統合する新OS・Windows 10によるエコシステムにどっぷり浸かってもらうため、Microsoftは新型Windows OSの無償アップグレードに踏み切ったというわけです。


Windows 10による「最高のコンピューティング体験」を支える新機能の数々は以下の通りです。

◆Cortana
Windows 10の大きな特長の一つが音声アシスタント「Cortana」


Cortanaは先行利用するWindows Phoneユーザーから大量のフィードバックを得て、開発が大きく進行中。そのフィードバックはPC版にも活かされます。


「Hey, Cortana」と呼びかければいつでもCortanaは反応してくれます。


天気予報を聞いたり……


コンテンツのリコメンド機能もあり。


試合結果も瞬時に回答。


メールの受信を教えてくれ、Cortanaにメールを返信してもらうことさえ可能。Windows上で行うマルチタスクをCortanaはフォローしてくれます。


◆Spartan
ついにMicrosoftはIEを卒業。新開発のブラウザソフト「Spartan」をWindows 10でデビューさせます。


これがSpartanのレイアウト。従来のIEと同じタブブラウザにも見えますが……


タブにマウスカーソルをあてるとサムネイルでページの内容を表示可能。


マウス操作だけでなく、タッチ操作にももちろん対応。モバイル端末での快適な操作性にも配慮されています。


さらにウェブページに直接、文字を書いたりや絵を描いたりすることも可能。もちろんスタイラスペンだけでなく指でも操作できます。


書き込んだページを速攻でシェアすることもでき……


PDFの表示も楽々こなせ……


ネットサーフィンのお供にCortanaを利用できます。


◆Universal App
MicrosoftにはAppleやGoogleが持たないキラーコンテンツ「Office」があります。OfficeをPCだけでなくスマートフォンやタブレット端末でもシームレスに使うことができるのがWindows 10の大きな特長。


「『Universal App』という、PCやモバイル端末の垣根を越えた共通アプリの導入をWindows 10では一気に進めます。Universal Appの中にはもちろんOfficeが含まれ、さらにはXbox用アプリも対象です」


・Officeアプリ
これが新バージョンのWordアプリ。


PowerPointもあり。


PowerPointのスライドショーをスマートフォンで閲覧することができます。


・カレンダーアプリ
新しいカレンダーアプリはこんな感じ。もちろんPCやスマートフォンで同期が可能。


・メールアプリ
新バージョンのメールアプリもかなり強力。GmailやYahoo!のメールなど、アカウント登録できるメールサービスに制限はなし。


Surface Pro 3でメールを表示するとこんな感じ。メール本文だけでなく、添付された写真が画面に大きくカードとして表示されています。


各種操作は左右にスワイプするだけで簡単に行えます。メールを左にスワイプすれば削除。


右にスワイプすればフラッグをつけられます。


もちろん、つけたフラッグはあらゆるデバイスで同期されます。


・フォトアプリ
新バージョンのフォトアプリもかなり強力。


クラウドストレージOneDriveを使うことで、スマートフォンやPCのフォトコレクションを完全に同期させられます。


さらにフォトアプリは写真の自動補正機能もあり。例えば、暗いところで撮影した下の写真の子どもは「赤目」になってしまっていますが……


自動で赤目を補正。さらに主役の顔だけ明るくしてくれました。


Windows 10のフォトアプリなら、遠くに離れた人同士でも簡単に写真を共有できます。


◆Xbox連携
MicrosoftはWindows 10のエコシステムにXboxをも取り込みます。


Windows 10はXboxアプリを標準搭載。


ゲームソフトもUniversal App化されます。


Xbox OneがあるLAN内であれば、Windows 10マシンでXbox Oneのゲームタイトルをストリーミングプレイすることも可能。


つまり、テレビを誰かに独占されている場合でもWindows 10搭載PCでXbox Oneのゲームをプレイできます。


さらにはWindows 10マシンとXbox Oneマシン間で対戦できるマルチプレイ機能にも対応しています。


また、Windows 10にもXbox Live機能を実装。Windows 10マシンでもプレイの様子を録画する「Game DVR」に対応しており、録画したプレイムービーを速攻でシェアすることも可能です。


・DirectX 12
「Windows 10のゲーム機能を最高なものにしているのは新グラフィック機能です」


Windows 10はDirectX 12に対応。


DirectX 12によってこれまで以上に高いグラフィック性能を使ったゲームの登場が期待されます。


以上の通り、Windows 10はPC・スマートフォン・タブレット端末などあらゆるデバイスを統合する共通プラットフォームとして機能するためMicrosoftが「新世代OS」「特別なOS」と評するのも妥当と言えそうです。これまでPCやモバイル端末を統合するエコシステムの構築ではMac・iPhone・iPadを備えるAppleに大きくリードを許してきたMicrosoftは、最近、Chrome OS搭載のChromebookでWindows PCのシェアをも切り崩し始めたGoogleにも猛追される始末。そのため、ようやくライバルをたたきつぶすためにMicrosoftが本腰を上げて取り組んだのがWindows 10であり、Windows 10の無償アップグレードというわけです。Windows 10によるエコシステムが浸透して、モバイル端末市場も含めたコンピューティング市場でのMicrosoft復権が実現するのか注目です。

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