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ソニーミュージックのCEOが「AppleはWWDCで音楽ストリーミングサービスを発表する」と発言


by Kārlis Dambrāns

アメリカのソニー・ミュージックエンタテインメントのダグ・モリスCEOが、「Appleが新しい音楽ストリーミングサービスを日本時間6月9日(火)未明に行われるWWDC 2015において発表する予定である」ということを明かしました。

Sony Music CEO confirms launch of Apple's music streaming service tomorrow | VentureBeat | Business | by Chris O'Brien
http://venturebeat.com/2015/06/07/sony-music-ceo-confirms-launch-of-apples-music-streaming-service-tomorrow/


Sony Music: Doug Morris backs streaming but cools on ad-supported models | Music Ally | REDEF
http://redef.com/item/55741d95eaff1a0d1370eca4?curator=MediaREDEF

これは、2015年6月5日(金)から8日(月)に開かれた世界規模の音楽見本市・Midemで行われたインタビューで発言したもの。AppleがWWDC 2015で新しい音楽サービスを発表するのではないかという噂はこれまでにも出ていますが、実際に音楽サービスを提供するためにはAppleはソニー・ミュージックエンタテインメントなどの音楽事業会社と提携することが不可欠なため、モリスCEOの発言は噂を裏付けるものとなりそうです。

Appleが月額1200円の新しい音楽聴き放題サービスをWWDCで発表する見込み - GIGAZINE


モリスCEOは、Beatsのプロデューサーを務めていたジミー・イオバイン氏と37年に渡るパートナーシップを締結していたこともあり、イオバイン氏がAppleの音楽サービスの開発に移った後も毎日電話でやりとりするほどの間柄だとのこと。モリスCEOは「AppleがBeatsを買収したのは素晴らしいアイデアだった」と評価しています。

Appleでは近年のデジタル音楽市場を「10年前にAppleが始動した音楽ダウンロードサービスは音楽市場に300億ドル(約3兆8000億円)の利益をもたらしたが、今や人々は音楽をストリーミングを使って聴く傾向にシフトしている」と分析。新しく提供予定の音楽ストリーミングサービスは、月額10ドル(約1200円)で音楽が聴き放題になる模様で、有名なDJやアーティストの楽曲を豊富に備えて利用客が新しい音楽に出会えるようなサービスになっているようです。

by Jake Johnson

モリスCEOはAppleの新サービスの価格については明言しませんでしたが、「Spotifyの利益率はそれほど高くなく、本当の意味での『広告支援型サービス』とは言えません。経済的な観点から見れば、広告支援型のサービスよりも月額制サービスの方が好ましい」と述べていて、Appleの新サービスが音楽市場全体がストリーミング配信へ移行する「転換点」となりそうだと予測しています。

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in モバイル,   ソフトウェア, Posted by darkhorse_log

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