国際宇宙ステーションと宇宙船がドッキングする一部始終を収めたスケール感あふれるムービー


2015年3月にロシアの宇宙船「ソユーズ」が「国際宇宙ステーション(ISS)」にドッキングした様子をタイムラプス撮影したムービーをNASAが公開しました。地上からはるか上空の広大な宇宙空間の中で2機の宇宙船が精密に接近し、ついにドッキングする様子の一部始終を見ることができます。

Watch This Stunning Video of Astronauts Docking at the Space Station | TIME
http://time.com/3893427/astronauts-docking-space-station/

ISSとソユーズのドッキング映像は以下のムービーから見ることができます。


ロシアの1~3人乗り有人宇宙船である「ソユーズ」が国際宇宙ステーション(ISS)を捕捉しました。この映像はソユーズに取り付けられたカメラから撮影されています。


カザフスタン共和国から打ち上げられたソユーズは、約6時間かけてISSと同じ高度に到達。これからまさにドッキング体勢に入ろうとしているところです。一般的な旅客機だと、6時間かけてもニューヨーク~ロンドン間の3459マイル(5567km)を飛ぶのがやっとですが、宇宙ロケットのソユーズは同じ時間で10万マイル(16万1000km)と、実に地球を4周する距離を飛んできています。右下にはアンテナのようなものが回転しているのですが、これはソユーズに取り付けられているドッキングレーダーとのこと。


ISSのドッキング機構がある方向に合わせてソユーズが機体の向きを調節中。ISSの向こうには地球の姿が見え、壮大な光景をバックにドッキング作業が進められている様子がわかります。


ISSの近くで点滅している赤い光は、ISSへのアプローチを撮影しているカメラが出した光とのこと。


ISSとソユーズの距離はかなり詰まってきました。それまで両機体はゆらゆらしながら飛行していたため、「フラフラしながらドッキングなんてできるのか……?」と思ってしまいますが、接近が近づくと驚くほど揺れがなくなりました。


もはやISSは目の前。背景がなく機体の揺れもないため、実際には秒速約7.7kmという超高速で飛行しているはずなのに、まるで空中で停止しているかのような錯覚を覚えます。映画「インターステラー」にも宇宙船のドッキングシーンがありますが、今回の映像を見ると、実際のドッキング作業をリアルに再現していたことがわかります。


ドッキング機構に向けて進路が決まり、徐々に距離を縮めていくと、なぜか映像に光が差し込んでいます。


さらにソユーズが前進すると、円形の中にある黒い点である結合部が見えるようになってきました。


目の前までドッキング機構が迫り、ソユーズは問題なくISSへドッキング成功。


ロボットアームなどの支援を使わずに、実際に宇宙を飛行しながらドッキングを完了させるという、すさまじい精度を要する作業をじっくり見ることができる貴重な映像になっています。このムービーは全編で2分30秒ほどですが、実際にはソユーズとISSがランデブーを開始してからドッキングするまでの15分間をタイムラプス撮影したものとなっています。


なお、今回NASAが公開した映像以外にも、NASA所属の宇宙飛行士であるテリー・W・バーツ氏はTwitterでISSや宇宙船から撮影した動画を公開しています。以下の動画は、まるで雨が降り注ぐような星空を撮影したタイムラプスムービー。


また、緑色に輝くオーロラを宇宙から撮影したムービーも公開されています。

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in ハードウェア,  乗り物,  動画, Posted by darkhorse_log