肉じゃないのに肉っぽい「ソイパティ」でモスバーガーやテリヤキバーガーなどが食べられるようになったので全8種類を試食してきました
5月19日(火)からモスバーガーの定番商品で、肉のパティの代わりに豆などを使った「ソイパティ」が選択可能になります。ソイパティに変更できるのは「モスバーガー」「スパイシーモスバーガー」「モスチーズバーガー」「スパイシーモスチーズバーガー」「テリヤキバーガー」「モス野菜バーガー オーロラソース仕立て」「ハンバーガー」「チーズバーガー」の8種類なので、全8種類、まとめてソイパティに変更して試食してきました。
販売開始から約3週間で当初目標の30万食を突破 モスバーガーなど主力商品で「ソイパティ」が選択可能に ~5月19日(火)から全国のモスバーガー店舗で発売~
(PDFファイル) http://www.mos.co.jp/company/pr_pdf/pr_150423_1.pdf
お店に到着。
店内のメニューを見てみたところ、ソイパティ モスバーガーなどの写真は載っていませんが……
各メニューの写真のそばに「ソイパティ」というマークを発見。このマークがついているメニューの肉のパティをソイパティに変更できるわけです。
さっそく注文します。
待つことしばらくすると、ソイパティを使った全8種類のハンバーガーが到着しました。
まずは最もソイパティの味が分かるであろう、ソイパティ ハンバーガー(税込220円)を食べてみます。
横から見るとこんな感じ。パティの色はインドで販売されている肉なしのマクドナルド・ハンバーガーのパティと似ており、やや薄め。
iPhone 5と比較した大きさはこのくらい。モスの他のハンバーガーに比べると平べったいのですが、バンズがふっくらしており、マクドナルドのハンバーガーよりは高さがありそうです。
パカリとバンズを剥がしてみます。
オニオン・マスタード・ケチャップの下にソイパティが敷かれています。
パティ裏面はこんな感じ。肉のパティのような、コロッケのような見た目です。
パティはたまねぎ、セロリ、マッシュルーム、レンズ豆、ひよこ豆などが混ぜ合わせられており、よく見てみるとセロリのようなものも確認できました。
さっそく食べてみます。
もぐもぐしてみると、いつもの肉のパティとは少し違う食感。肉独特のどっしりした感じがないので、食べ始めは軽さというか存在感の薄さを感じました。しかし、食べて進めていくと、豆類で作ってあるにも関わらず、なぜか火を通したミンチ肉の歯触りを感じ、予想以上に食べ応えがあります。塩加減は薄すぎず濃すぎず、やさしい味付けで、パサつきもなくしっとりしています。
粗く刻まれたいろんな材料がマッシュされており、肉じゃないのに肉っぽさはかなりありました。
続いて、ソイパティ チーズバーガー(税込250円)
これはソイパティとケチャップ・マスタード・たまねぎの間にチーズが挟まれています。
食べてみると、ソイパティのほどよい塩気にまろやかなチーズがマッチしていました。ソイパティのバーガーは肉パティのバーガーよりも50kcalほど少ないとのことですが、肉のパティよりも重くないので、あっという間にぺろりと平らげて2つ目のバーガーに突入してしまいそうな感じです。ガッツリ食べたい時よりも小腹がすいた時にいいのかも。
次はソイパティ モスバーガー(税込370円)を食べてみます。
ミートソース・シャキシャキのみじん切りたまねぎ・輪切りトマトなどが組み合わされており、さっぱりしたソイパティに旨みやコクがプラスされます。さまざまな食感が加わるので、ハンバーガーを食べた時よりかはソイパティの肉っぽい歯触りは感じづらく、やわらかな食感が印象的でした。
続いて、ソイパティ モスバーガーにチーズがプラスされたソイパティ モスチーズバーガー(税込400円)
ミートソース・刻んだたまねぎ・スライストマトに加えてチーズが使ってあるのでややマイルドな味わい。「豆でできたハンバーグなどがあまり好きでない」という編集部員に食べてもらったところ、「レンズ豆のパサパサした食感が全くなく、普通のパティのように食べられた」とのことでした。
モスバーガーにハラペーニョをプラスした「スパイシーモスバーガー」もソイパティに変更可能。値段は通常のスパイシーモスバーガーと変わらず税込400円です。
パッと見た感じ辛そうな要素は見当たらないのですが……
食べ進めているとハラペーニョが出現。ハラペーニョには独特の苦みのようなものもあり、全体的にはかなりスパイシーなのですが、みずみずしいトマトやあっさりした優しい味わいのソイパティが辛さを和らげてくれるため、この組み合わせはかなりアリ。オニオンのシャキシャキした食感もクセになります。
また、スパイシーモスチーズバーガーもソイパティに変更可能。価格は税込430円です。
これは既にハラペーニョがミートソースの下から顔を出しています。
基本的にはスパイシーモスバーガーと同じなのですが、ハラペーニョのスパイシーさはあるものの、チーズが使ってある分口当たりはまろやか。いろんな味や食感が混ざり合っているので肉なしのパティが使ってある違和感などはほとんど感じませんでした。
次はソイパティ テリヤキバーガー(税込360円)
バンズを外してパティを見てみると、テリヤキソースがパティ全体に絡めてありました。
ソースは赤味噌・白味噌としょうゆを使っているとのことですが、味が濃すぎず、甘さ控えめの作り。シャキシャキのレタスとまろやかなマヨネーズの相性は抜群で、テリヤキソースがメインのバーガーなので、ソイパティと言わなければソイパティと気づかない人もいそうです。またテリヤキバーガーと言うとこってりした味を想像しますが、比較的あっさりしており、バンズの少しもちっとした食感や味など意識して食べられるようになっていました。
続いて、ソイパティ モス野菜バーガー オーロラソース仕立て(税込360円)。ソイパティにオニオンスライス・輪切りトマト・レタスを載せ、マヨネーズ・ケチャップ・たまねぎ・赤ピーマン・ズッキーニ・セロリを細かくカットして混ぜ合わせたオーロラソースをかけたという、野菜づくしの一品です。
まろやかで酸味甘さの効いたオーロラソースと、肉に比べてあっさりしたソイパティの相性は抜群。ボリュームのあるバーガーですが非常に食べやすく、サクサクと完食できました。
全体的に見ると、ソイパティは肉の脂がないのでガッツリした感じがなく、男性編集部員の中にはハンバーガーを3個近く食べても「満腹には至らず」という人もおり、「メインというよりサイドメニューにしたい」という声があがっていました。裏返せば、軽い仕上がりになっているので「肉を食べるのはちょっと重い」という時にはピッタリでした。食感や味に関しては肉が使われていない違和感がほとんどなく、完成度はかなり高めで、人によっては肉のパティよりもあっさりしていて食べやすいと感じることもある様子。腹ぺこの育ち盛りには少し物足りなさがあると思われますが、肉が苦手な人や野菜をたっぷり取りたい人には持ってこいです。
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