スマホに好きな機能を追加できる機能モジュール組み替えケース「nexpaq」

自分好みに機能をカスタマイズできるモジュール型スマートフォンとしてGoogleの「Project Ara」が有名ですが、Araと同等のカスタマイズ性とAra以上の汎用性を「ケース」で実現したのが「nexpaq」です。

nexpaq | nexpaq
http://nexpaq.com/

nexpaqがどのような製品なのかは以下のムービーを見れば一発で理解できます。

nexpaq the first truly modular smartphone case by nexpaq - YouTube

機能モジュール着せ替えケース「nexpaq」を開発したアレックスさん。

nexpaqはスマートフォンの使い勝手を一変させる製品だとのこと。

nexpaqはスマートフォンケースなのでさまざまスマートフォンに取り付けることが可能。重さは80gです。

iPhone 6をケース上部から挿入して……

カバーを取り付けたら……

完成。

nexpaqは背面に最大6個の機能モジュールを付け替えることができます。機能モジュールを組み替えることで機能を新たに追加したり強化したりと、自分好みにカスタマイズできるというわけです。

例えば、アンプ内蔵のスピーカー「Amplified Speaker」を搭載すれば……

迫力あるサウンドを楽しめます。モジュール専用のアプリも用意されるので機能をフル活用できます。

iPhoneのようにSDカードスロットがないスマートフォンには、「SD CardReader」モジュールを追加すればOK。

温度や湿度を測定できる「Thermometer＆Humidity」

バッテリー容量をアップさせる「Battery Power」

強力なフラッシュライト機能を追加できる「Super LED Flashlight」

64GBのストレージを追加できる「Backup」

物理ボタンを増設できる「Hotkeys」

USBメモリを追加できる「USB Flash」

スマートフォンをレーザーポインターに変身させられる「Laser」

一酸化炭素などの有毒なガスを検知する「Air Quality」など、すでに12種類のモジュールが開発されています。

なお、nexpaqのモジュールは、中に入れるスマートフォンの種類を問わず共通。つまり、iPhone 6とGalaxy S5など、異なるスマートフォン間でモジュールを交換することが可能というわけです。

機能モジュール組み替えケース「nexpaq」は、現在、クラウドファンディンサイトKickstarterで、目標金額を5万ドル(約600万円)に設定して出資を募集中。開始からわずか2日で目標額をクリアする人気プロジェクトになっています。

nexpaqはiPhone 5/6、Galaxy S4/S5/S6で動作することが確認済みで、iPhoneとはLightning端子で、GalaxyとはMicro-USB端子で接続します。カラーは黒×緑、黒×黒、白×白、白×マゼンダの4種類がKickstarterプロジェクト向けに用意されています。

nexpaqプロジェクトでは、109ドル(約1万3000円)の出資でexpaqケース本体＋Amplified Speaker・SD CardReader・Battery Power・Hotkeysの4つのモジュールを、275ドル(約3万3000円)の出資でモジュールの開発ツール「MODULE DEVELOPER KIT」をゲット可能。さらに追加費用を払うことでモジュール単体を追加でき、Thermometer＆Humidityが24ドル(約2900円)、Super LED Flashlightが14ドル(約1700円)、Backupが29ドル(約3500円)、USB Flashが29ドル(約3500円)、Laserが14ドル(約1700円)、Air Qualityが24ドル(約2900円)でゲット可能です。日本への送料は20ドル(約2400円)で2016年1月の出荷が予定されています。

なお、nexpaqプロジェクトへの出資期限は2015年5月30日午後8時30分までとなっています。

nexpaq: the first truly modular smartphone case by nexpaq, Inc. — Kickstarter