最も安い「Apple Watch Sport」は一体どのぐらい丈夫なのかテストしまくったらこうなったムービー
Apple Watchには「Apple Watch Sport」「Apple Watch」「Apple Watch Edtion」という3種類のコレクションがラインナップされており、質感や素材に応じた価格が設定されています。その中でも、アルミケースと強化ガラスを用いたApple Watch Sportの「38mmシルバーアルミニウムケースとスポーツバンド」の価格は、シリーズでも最安値となる税別4万2800円となっています。そんな一番安いApple Watch Sportを使って「耐水性」「耐傷性」「耐染色性」「耐熱性」「耐衝撃」をテストしたムービーが公開されています。
We destroyed the Apple Watch - YouTube
買ったばかりのApple Watch Sportの性能をテストするのはCNETのリポーター、シャロン・プロフィスさん。
まずは「耐水性テスト」からスタート。腕にApple Watch Sportを着けたまま、水をぶっかけてスポンジでゴシゴシ。
さらにお鍋に水を張って、Apple Watch Sportを水中に10分間放置します。
「10分間たったけど大丈夫かしら……?」
ということで、Apple Watch Sportを取り出してみると、問題なく動作しました。Apple Watchはどのモデルも防水・耐水とは書かれていないのですが、生活防水レベルの耐水性は持ち合わせている模様。食器を洗うたびに時計を外さなくても良さそうです。
続いて「耐傷性テスト」。上位モデルとなるApple WatchやApple Watch Editionのディスプレイにはサファイアガラスが使われており、ドリルでも傷つかないことが実証済み。一方でApple Watch Sportのディスプレイには通常のガラスよりは強度の高い「Ion-Xガラス」が使われていますが、チーズおろし器でゴシゴシするとどうなるのでしょうか。
チーズおろし器の粗い面・細かい面の両方にこすりつけても、ディスプレイに傷は入っていません。
さらにマイクロプレインというキッチングッズをたたきつけた上で、こすりまくり。
極めつけにナイフでディスプレイを切りつけます。かなり勢いよくナイフを振り下ろすので、少しハラハラさせられます。
これだけのキッチングッズで痛めつけても、Apple Watch Sportのディスプレイには傷1つすらついておらず、なかなかの耐傷性を持ち合わせていることがわかりました。その一方で、サンドペーパーでこすると傷が入りまくることが分かっています。
ワインやケチャップなどが服に付くとシミになって困るものですが、Apple Watch Sportにも「耐染色性テスト」を行います。まずはApple Watch Sportを入れた容器に赤ワインをどばどば。
赤ワイン、メープルシロップ、しょうゆ、ケチャップ、マスタード、ピーナッツバター、ヌテラをかけた結果がコレ。
スポンジで念入りに水洗いしてみると……
本体はもちろん、フルオロエラストマー製スポーツバンドの汚れもキレイに落ちていました。なお、GIGAZINE編集部にも同じ白のスポーツバンドがあるのですが、しばらく使っているとウエットティッシュなどでも落ちにくい黒い汚れがつくことがあったので、汚れたままにしていると色が落ちなくなるのかも。
次は「耐熱性テスト」ということで、鍋でボコボコに沸騰させた熱湯を用意。
鍋にApple Watch Sportを投入して……
ササッと数秒間湯通しします。熱湯には耐えられないと思ったのか、なぜか「ゴメンナサイ……」とApple Watchに謝るリポーター。
取り出してみると、Apple Watch Sportが再起動を始めました。故障こそしなかったものの高温アラートが出ていたとのことなので、もし熱湯の中にApple Watch Sportを落としてしまったら、できるだけ早く救出すれば故障せずに済むかもしれません。
Apple Watchを机の上などに置いていると、うっかり落としてしまうことがあるかもしれませんが、「落下テスト」でApple Watch Sportがどれほど頑丈なのかを確かめます。
キッチンテーブルの上から、机をポトリ。硬そうな床に激突して「コツン」という音が鳴ります。
バンドを外した本体のみを手に持って、さらに高い場所から落としたり……
勢いよく床にたたきつけたり。
さらに何度も踏んづけたりと、とことん過激にApple Watch Sportの耐衝撃性を検証しています。
盛大に踏んづけた後のApple Watch Sportですが、なんと問題なく動作していることがわかります。傷もついていないので、腕時計としては頑丈なレベルと言えそうです。
最後は「耐衝撃テスト」ということで、約4kgの鉄のフライパンを用意。
フライパンの下にApple Watch Sportを置いてから、フライパンを持つ手を離すと……
「ガッシャーン」という音とともに、フライパンの下から何やら白い粉がのぞいています。
リポーターも嫌な予感がしている表情。
Apple Watch Sportを確認してみると、やはりディスプレイは粉々の状態。さすがに鉄の塊による衝撃には耐えられないようです。とはいえ、サファイアガラスを持たないApple Watch Sportでも大方の予想を上回る高い耐久性が証明されたわけなので、どのモデルにしようか迷っている人には参考になりそうな結果となっていました。
なお、「もっとApple Watch Sportの性能を知りたい!」という場合は、Apple Watch Sportを着けたままシャワーを浴びてシャンプーしたり、温水プールで水泳して防水性能をテストするムービーも公開されています。
Apple Watch Waterproof Test - YouTube
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