レビュー

自分のイラストをプロに添削してもらえる「14日間マンガ家コース」を実際に使ってみた


11月20日(木)からマンガを描くための道具や14日間のレッスンBOOKがセットになり、動画講義や自分のイラストをプロに添削してもらえるサービスまでついた「14日間マンガ家コース」が発売されます。セットの内容は既に記事化しているのですが、添削サービスはいったいどんな感じで行われるのか気になったので、実際にレッスンBOOKの内容を踏まえた上でサービスを使ってみました。

14日間マンガ家コース|ジョブアカデミー|タカラトミー
http://www.takaratomy.co.jp/products/jobaca/manga/

「14日間マンガ家コース」は14のレッスンでマンガを描く上のあれこれを学べるレッスンBOOK・ミリペン・オリジナルトーン・オリジナル原稿用紙・お手本シート・添削応募シート・トレス台・動画講義がセットになった、マンガ上達のための内容てんこもりの内容。詳細については以下の記事から確認できます。

トレス台・動画講義・プロの添削までついて14日でマンガが描けるようになる「14日間マンガ家コース」を使ってみた - GIGAZINE



これがレッスンBOOK。


レッスンBOOKの進み方は以下のような感じ。

Lesson1日目:まんがって、どうやってできてるの?
Lesson2日目:マンガ道具の使い方
Lesson3日目:トレース台を使ってみよう!
Lesson4日目:トレース台の良いところ
Lesson5日目:顔を描いてみよう
Lesson6日目:顔を描き分けてみよう!
Lesson7日目:身体を描いてみよう
Lesson8日目:背景・演出を学ぼう!
Lesson9日目:トーン処理でマンガ力アップ!
Lesson10日目:マンガの作り方/ストーリー
Lesson11日目:自分だけのオリジナルキャラクターを考えよう!
Lesson12日目:コマ割りを知ろう!
Lesson13日目:自分の絵で物語に沿ってキャラを動かしてみよう!
Lesson14日目:マンガを描いてみよう!

ということで、実際に1日目から順番に読み進めてみました。例えば3日目と4日目はトレース台の使用方法に焦点を当てた内容になっていたので、セット内容のトレース台と「トレース用お手本シート」を使ってトレスに挑戦。


ウェブページで見られる動画講義で「トレスする時は2枚の紙をテープで固定」と説明してあったので、従います。動画講義とレッスンBOOKは対応した内容ではないのですが、併せて見るとより深い理解が得られるわけです。


トレース台に紙を置きます。


ライトをオン。


下に置いたお手本の絵が透けて見えるので、丁寧になぞっていきましょう


Lesson3日目の中に、ミリペンの使い方やコツも説明してあったので、これも使ってみます。


影が落ちる部分・読み手から見て手前の部分・段差がある部分の線は太く描くのがポイントとのことなので、描きやすい方向に紙を動かしながら丁寧に線を引いていきます。


Lesson9日目には「トーン処理でマンガ力アップ!」の項目。付属のトーンを使って処理をしていきます。


カッターをつかってトーン貼り。なかなか難しいです。


「Lesson10日目:マンガの作り方!/ストーリー」では主人公の性格作りからキャラクター設定・ストーリー作りのコツなどが書かれており、ふむふむと納得しながら次に進んでいきます。


Lesson12日目・13日目にはコマ割りの方法や自分の絵で物語に沿ってキャラを動かしてみる方法など。1Pマンガ用のプロットとキャラや背景のアタリが入ったお手本シートが付属しているので、「自分ならどうマンガで表現するか?」ということを考えつつプロットをもとに実際にマンガを描いていけます。


13日間で絵の描き方やストーリーの作り方、キャラクター設定の仕方などをしっかり学び、そして最後のLessonのタイトルは「マンガを描いてみよう!」となっているわけです。


また、セットの中には「添削応募シート」なるものもついており、自分で考えたキャラクターの絵と、キャラクターの名前・プロフィール・キャラクターが登場するマンガのストーリー・表現する時に工夫したポイントなどを記述して郵送もしくはメールで日本マンガ塾まで送れば、プロ講師に自分の絵を添削してもらうことが可能。


絵はモノクロである必要がありますが、ペン入れやトーンを行ってもOKとのことだったので、14のレッスンで培った技術を駆使しつつ描き描き。


設定・イラスト共に準備できました。


郵送の場合は封筒に入れてポストに投函すればOKですが、今回はメールを使ってイラストを送るので、スキャナで添削応募用シート2枚と、セットに同梱されている添削サービス申し込みチケットをスキャンして、データをメールに添付して指定されたアドレスまで送ります。


ということで添削してもらったイラストがコレ。提出したイラストの上に赤ペンで人物を描く際におけるバランスの取り方やイラストを描くうえでのポイントが書き込まれています。


「頭でっかちな印象なのでもう少し頭を小さくするといいでしょう!」「左右で腕の大きさ・長さを合わせるようにしましょう!」など今後の上達にダイレクトに結びつくものから、「地獄につながっている目であればもっと恐ろしいデザインでもいいと思います!」といった、「生まれつき呪われている左目は地獄につながっている」という提出したキャラクター設定を踏まえたポイントなども書いてありました。


「足を伸ばしている場合も関節を意識して描くと立体感が出ますよ!」というコメントはイラスト付きで解説してあり、非常に分かりやすいです。


絵を描くのが好きでも、専門の学校や教室に通わない限り自分の絵をプロにチェックをしてもらう機会はなかなかないもの。14日間マンガ家コースは「これからマンガを描きたい」という人だけではなく「既に描いているけどしっかり学んだわけではない」という人でもさらなる上達のための知識をつけたり、テクニックを知るのに便利なアイテムになっていました。なお、価格は税抜4500円です。

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in レビュー,   マンガ, Posted by darkhorse_log

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