文章が書けないピンチから脱出するためのお助けカードをハリウッド映画の脚本家が作成
ブロガーやライターから小説家や脚本家まで、世の中には文章を書くという仕事に携わる職業が多くあり、学生も作文や論文など文章を毎日書くのが常ですが、そんな人たちにつきまとうのが「突然書けなくなくなる」「言葉が出てこない」という悩みです。ティム・バートン氏の映画の脚本家が作成した「Writer Emergency Pack」は、ペンが一度止まってしまうとなかなか作業が進まなくなってしまう困った悩みを手助けしてくれるカードデッキで、文章を書く全ての人にオススメできるアイテムになっています。
Writer Emergency Pack - helping writers get unstuck by John August — Kickstarter
https://www.kickstarter.com/projects/913409803/writer-emergency-pack-helping-writers-get-unstuck
Writer Emergency Packがどういう製品なのかは下記のムービーから確認可能です。
Writer Emergency Pack - Kickstarter Intro - YouTube
「何時間考えても一向にペンが進まない」「単語が全く思い浮かばない」といったスランプは書き手にとってはまさに悪夢。
書けない悪夢を取り払ってくれるアイテムが「Writer Emergency Pack」です。
Writer Emergency Packには26枚のイラスト付カードが入っていて、それぞれに「人間関係を変える」「全ての幸運は呪い」など、ちょっとしたヒントが書かれています。
26枚のイラスト付カードは番号がつけられており、その番号に対応した「Detailカード」を読むと、イラストの詳細が書かれているというわけ。
Detailカードの裏面にはイラストにピッタリなストーリーやシチュエーションが記載されていて、文章やストーリーを考えるのを助けてくれます。
例えば、「人物は他の人間と関係を築いています」というイラストに対応したDetailカードには「ヒーローと悪者が兄弟・恋人・隣人・幼なじみだとしたら?」とあり、「物語に登場する全ての人物は人間関係にあります。登場人物がどのような人間関係にあるのか、可能性をできるだけ多く探ってみること」とアイデアを生み出すためのアドバイスが書かれています。
裏面には「もし主人公を手助けする登場人物が犬や猫だったら、どのような行動に出るか、考えてみて下さい」と記載されていて、より詳しいアドバイスで書き手の想像力をかき立ててくれるというわけです。
全部で26種類あるイラストカードは、見ているだけで凝り固まった思考を刺激してくれそう。
Writer Emergency Packのパッケージは1950年代の書籍の表紙をベースにデザインされました。
映画監督のティム・バートン氏の作品に関わり、「チャーリーズ・エンジェル」「チャーリーとチョコレート工場」の脚本を手がけたジョン・オーガスト氏が開発した「Writer Emergency Pack」はクラウドファンディングのKickstarterで出資を募っており、記事執筆現在では目標額を達成していて商品化はほぼ確実です。19ドル(約2170円)の出資でWriter Emergency Packを2個ゲット可能ですが、1つは脚本家育成プログラムに寄付され、1つが手元に届けられるという仕組み。なお、日本への配送にも12ドル(約1370円)で対応しており、出資締切りは11月21日(金)午前5時1分となっています。
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