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無人島に不時着した乗客が力を合わせて危険な夜を生き抜くサバイバルカードゲーム「Ravine」


みんなで協力して極限状況からの生還を目指すというのは映画や小説でもよく見られるシチュエーションです。無人島に不時着した飛行機の乗客となって、食料をかき集めたり野生動物から身を守ったりしながら救助されるまで生き延びるというサバイバルものを、カードゲームで体験できるのが「Ravine」です。対象人数は3~6人、プレイ時間は15~20分ほど。対象年齢は7歳以上となっています。

Ravine
https://www.playravine.com/


以下のムービーを見ればRavineがどんなボードゲームになっているか一発でわかります。




飛行機がみるみる高度を落とし……


無人島の峡谷に不時着してしまいます。


プレイヤーは無事生き残った乗客たち。


プレイヤーははじめにWreckage(残骸)カードを持っています。これは飛行機の不時着時に命からがら持ち出したアイテムで、無人島を生き延びるために必要となるであろうアイテム。


実際にプレイする前に、まずはプレイヤーの残存体力を決めます。体力は6枚のハートコインのうち何枚が表向きになるかで決めるのですが、3枚は表向きのまま置いておき、残り3枚をサイコロのように振るので最低でも3枚は体力としてゲットできます。


島で生き延びるためには食料をあさったり、火を起こしたりしなければなりません。プレイヤーは自分のハートをコストとして支払い、Forage(探索物)カードを手に入れることができます。手に入れたForageカードはみんなで共有し、組み合わせて小屋や道具を作ることも可能。


運悪くハートが残り1つになってしまったプレイヤーは精神に異常をきたしてしまいます。Madness(狂気)カードを引かなければなりません。


Madnessカードはサバイバルに影響を及ぼすようなさまざまな効果を及ぼします。


全員が探索を終えると、無人島は夜を迎えます。


夜はNight(夜)カードを1枚引いて実行します。天候や野生動物、あるいは超自然的現象が生存者たちに襲いかかります。


このゲームの勝利条件はただ1つ、救助されるまで生き延びることだけ。プレイヤーはとにかく生き残るために、日中集めたアイテムを駆使して夜を生き延びなければなりません。


体力が0になるとプレイヤーの敗北。夜はあらかじめ決めた回数だけ繰り返されます。


「Ravine」は英語で「切り立った峡谷」を意味します。あなたは無人島の峡谷から無事脱出することができるでしょうか。


カードは全4種類。Wreckageカードが飛行機の搭乗券を模していたり、Madnessカードの背面がいかにもめまいを起こしそうな模様になっていたりと、フラットながらも魅力的なデザインとなっています。


特筆すべきポイントはMadnessカードによって与えられる効果で、これはゲーム内だけにとどまるものではありません。例えば以下のMadnessカードに描かれている効果は「立ち上がって大きな声で『俺はキャプテンクランベリーだ!』と名乗る。そして今後はそう呼ばれない限り他人の呼びかけに応じない」というもので、実際に顔を合わせてプレイするアナログゲームならではの盛り上がりも期待できます。


「Ravine」はもともとコロラド大学ボルダー校のゲームメカニックコースの課題から生まれたカードゲームで、現在Kickstarterで製品化のための出資を募集しています。

支援目標金額の達成によって「Ravine」の仕様は変化します。記事作成時点で10万ドル(約1100万円)までクリア。基本セットがカード192枚から198枚にグレードアップしており、さらに自宅プリンターで印刷すれば遊べてしまう3人プレイ用のミニデッキが無料配布されています。また自分の名前が入ったオリジナルWreckageカードを注文できるキャンペーンも実施。なお、20万ドル(約2200万円)をクリアした場合はパッケージのグレードアップとハートトークンを入れる袋が追加され、25万ドル(約2800万円)をクリアした場合は対戦プレイ用のルールが追加される予定です。


自宅でプリントアウトして遊べる3人プレイ用ミニデッキは以下のリンクから無料でダウンロードが可能です。

Ravine-PnP - Ravine-PnP+.pdf
(PDFファイル)https://static1.squarespace.com/static/590618c4be659450876b95e3/t/5a134504c83025199c54122a/1511212317694/Ravine-PnP+.pdf


支援するとゲットできる特典は以下の通り。
・25ドル(約2800円)の支援で「Ravine」オリジナルデッキ(6人向け対応)
・36ドル(約4000円)の支援で「Ravine」オリジナルデッキと拡張パック
・46ドル(約5100円)の支援で「Ravine」オリジナルデッキ+前作「Spaceteam」オリジナルデッキ
・70ドル(約7800円)の支援で「Ravine」と拡張パック+「Spaceteam」と好きな拡張パック1つ
日本への送料は、25ドル・36ドル・46ドル支援のリワードであれば10ドル(約1100円)、70ドル支援のリワードであれば12ドル(約1300円)です。発送時期は2018年4月頃と予定されています。


目標金額は7500ドル(約84万円)ですが、記事作成時点では既に3000人以上によって、15万ドル(約1700万円)を超える出資がなされています。「Ravine」の製品化プロジェクトは日本時間で2017年12月7日の21時35分まで出資することが可能。出資は以下のリンク先から可能です。

Ravine by Mathew Sisson — Kickstarter
https://www.kickstarter.com/projects/mathewsisson/ravine

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in ゲーム, Posted by log1i_yk

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