PS4所有者の30%はWiiやXboxからの乗り換えユーザーであることが判明
By BagoGames
PlayStation 4(PS4)は2013年11月に欧米で発売され、日本でも2014年2月から発売開始となり、これまでの累計販売台数が早くも1000万台を突破するなど絶好調です。ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)傘下のSCEワールドワイド・スタジオにて代表取締役会長を務める吉田修平氏が、Eurogamerのインタビューにて「PS4がなぜこれほどまでに売れたのか分からない」と語るほどその勢いはすさまじい様子ですが、PS4売り上げの好調な要因は、「ゲーマーはあまりブランドにこだわらない」という特性を持っているからかもしれません。
One-Third of PlayStation 4 Owners Switched from Xbox or Wii | Re/code
http://recode.net/2014/08/20/nielsen-one-third-of-playstation-4-owners-switched-from-xbox-or-wii/
Nielsenが2014年2月から4月の期間、7歳から54歳までの「アクティブ・ゲーマー」を対象に行った調査によると、PS4所持者の31%はPS3を持っていないユーザーであり、PS3の代わりにWiiやXbox 360を所持していることが判明しました。さらに、PS4所持者の17%はひとつ前の世代の据え置き型ゲーム機(PS3・Wii・Xbox 360)を所持していなかったようです。
この調査結果には注意すべき点がひとつあり、それは「ユーザーが現在所持している端末」について調査しているだけであり、「過去に所持していた端末」については調査していないという点です。従って、「PS4を購入するためにPS3を売った」というユーザーも「PS3を持っていないユーザー」に分類されています。しかし、PS4ではPS3のゲームがプレイできないことなどを考えると、アクティブ・ゲーマー達がPS4をゲットするためにPS3を売り払うかどうかは微妙なところです。
人気タイトルである「Call of Duty:Ghosts」「アサシン クリードIV ブラック フラッグ」「Battlefield 4」「NBA2K14」などはPS4とXbox Oneの両方からリリースされており、さらにXbox OneにはPS4と同じく下位互換がありません(Xbox OneでXbox 360のゲームはプレイ不可)。なので、最新のCall of Dutyやアサシン クリードをプレイするにはPS4やXbox Oneといった最新のゲーム機を購入する必要があり、同じタイトルがPS4とXbox Oneの両方からリリースされているならば、それまでXboxを利用していたユーザーも「ライバル機に当たるXbox Oneよりも100ドル(約1万円)安く購入できるPS4を買おう」と考えてもなんら不思議はありません。
・関連記事
「PS4」はプレイヤーにとって一体何が新しいのか、新機能や仕様詳細まとめ - GIGAZINE
PS VitaでPlayStation 4をリモートプレイして遊んでみました - GIGAZINE
PlayStation 4がXbox Oneより人気を集めている北米市場の現状が判明 - GIGAZINE
PlayStation 4発売直前のヨドバシ梅田の行列はこんな感じ - GIGAZINE
・関連コンテンツ