ハードウェア

格安シングルボードコンピュータのRaspberry Piに新モデルの「Model B+」が登場


格安シングルボードコンピュータの「Raspberry Pi」が、現行モデルの「Model B」にいくつかの改良を加えた新モデル「Model B+」を発表しました。価格は「Model B」と同じく35ドル(約3600円)になります。

New product launch! Introducing Raspberry Pi Model B+ | Raspberry Pi
http://www.raspberrypi.org/introducing-raspberry-pi-model-b-plus/

「Model B+」のSoCはBCM2835でRAMは512MBと、「Model B」と同じものを搭載しています。ただし、新しくGPIOピンヘッダーが26ピンから40ピンに増え、USB 2.0ポートが2つから4つに増え、外部ストレージがSDカードからMicroSDカードに変更され、消費電力が0.5W~1W程度少なくなり全体的に省電力化しています。また、オーディオ回路は専用のノイズの少ないものに変更されたことで音質が改善され、ボードの端にUSBポートを集中させることでボード上の配列を変え、ボードの4箇所にマウント孔が開けられました。


Raspberry Pi Foundationの創始者であるEben Upton氏と、ハードウェアディレクターを務めるJames Adams氏が「Model B+」について語っている様子は以下のムービーから見られます。

B+ on Vimeo


また、「Model B+」をいちはやくゲットしたユーザーによるムービーも多数公開されています。

Geek Gurl Diaries Episode 30: First look at the Raspberry Pi Model B+ - YouTube


Raspberry Pi Model B+ launched today. Full walkaround. - YouTube


The NEW Raspberry Pi B+ - YouTube


Raspberry Pi Model B+ - YouTube


各部位の名称は以下の通り。ボードの左にMicroSDカードスロットがあり、右上には4つのUSBポート、上部にはGPIOピンヘッダー、左下にMicroUSBポート、中央右よりにオーディオジャック。


左が「Model B」で、右が「Model B+」。2つを比較するとこんな感じ。


「Model B+」のLANポートと4つのUSBポート。


左からMicroUSBポート、ミニHDMI端子、オーディオジャック。


MicroSDカードスロット。


40ピンに増量したGPIOピンヘッダー。


なお、「Model B+」は「Model B」の改良版という位置づけであり、Raspberry Piの次のバージョンとなる「Raspberry Pi 2」というわけではなく、あくまで「オリジナルのRaspberry Piの最終進化形である」と述べています。

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in ハードウェア,   動画, Posted by logu_ii

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