ハードウェア

まるで日の出とともに目覚めるようにすっきりと起きられる仮眠用アイマスク「Napwell」


日中に適度な仮眠をとると仕事や学習の生産性が向上することが知られていますが、目覚める時のタイミングに失敗してしまうと逆に午後ずっと妙な眠気が残ってしまうこともあるものです。ほどよい目覚めのためには体のリズムを起床に向けて調節することが有効なわけですが、まるで朝日とともに目覚めるような環境を再現する仮眠用アイマスク「Napwell」が2014年10月の出荷に向けて予約を受付中です。

Napwell: The World's First Napping Mask
http://www.napwell.com/index.html


Napwellがどのように動作しているのかは、以下のムービーなどを見るとわかるようになっています。

Napwell Kickstarter Video - YouTube


Napwellは睡眠時に用いるアイマスクの一種ですが、向かって右下に設けられた7セグメントディスプレイとボタン類が非常に特徴的な外見となっています。


マスクの内部には段階的に明るさが変化する発光パネルが取り付けられています。以下のようにアイマスクをつけた真っ暗の状態から徐々に明るさを変化させていくことで、まるで朝日に合わせて自然に目が覚めるような快適な目覚めをサポートする、というのがNapwellの働きとなっています。


Napwellを開発したジャスティン・リーさんはマサチューセッツ工科大学(MIT)を卒業した発明家。適度な仮眠には記憶や生産性、学習性を高めて脳の働きを強くする効果があるところに着目し、よりよい仮眠の質を得られるガジェットの開発に取り組みました。


睡眠の質を下げる原因の一つが、人それぞれに存在する睡眠周期に逆らったタイミングでの目覚めです。体のタイミングに合わせずに起きることで人は「睡眠慣性」と呼ばれる状態に陥り、いつまでたっても目覚め感が悪く、もうろうとした意識が続くときがあります。こうなると生産性などとても望めるものではありません。


Napwellは、そんな睡眠サイクルを緩やかに覚醒の状態に誘導するという装置です。まずは仮眠をとる前にNapwellの設定。


ボタンを数回押して、仮眠する時間の長さを設定します。


そして通常のアイマスクのようにNapwellを装着し、目を閉じるだけ。本体にはバッテリーを内蔵して電源コードは不要、最新ガジェットにありがちなWi-Fi、ネットへの接続なども必要ないというシンプルなアイテムとなっています。


開発者のリーさんは、仮眠(Nap)を最適化する(Optimize)という意味を込めた「Naptimize」という言葉を用いてNapwellの働きを説明します。ソファーで横になって眠る時や……


仕事の合間でのリフレッシュタイムなど


そして海外旅行や出張などの際に生じる時差ボケの軽減にも効果があるとしています。


Napwellの購入はウェブサイトに表示されている「Buy Now!」ボタンから進めることが可能。本体価格は100ドル(約1万円)となっており、日本への発送には送料として15ドル(約1500円)が別途必要となっています。


なお、このNapwellは2014年1月にクラウドファンディングサイトのKickstarterでのキャンペーンが成功して出資を集め、今回正式にサイトで一般からの受注を開始することになった、という次第です。

Napwell: The World's First Napping Mask by Justin Lee — Kickstarter
https://www.kickstarter.com/projects/2011830108/napwell-the-worlds-first-napping-mask/?src=d2JmJ4z5

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in ハードウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

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