レビュー

茶葉の栄養成分まるごとの本格的なお茶が楽しめる「ヘルシオお茶プレッソ」レビュー


本格的なエスプレッソが楽しめるカプセルコーヒーメーカーが火付け役となって、完璧な紅茶を楽しめる「SPECIAL.T」などのこだわりのコーヒー・紅茶メーカーが次々に登場する中、日本の伝統文化である茶道の所作である「挽く・沸かす・点てる」をお手本に、本格的なお茶を淹れられる「お茶メーカー」として開発されたのが「ヘルシオお茶プレッソ」です。

ヘルシオお茶プレッソは茶葉をまるごと粉末にしてお茶を点てられるため、茶葉の栄養成分をすべて含んだ、風味豊かなお茶を堪能できるとのこと。そんなヘルシオお茶プレッソを借りることができたので、本格的なお茶を堪能してみました。

ヘルシオお茶プレッソ:シャープ
http://www.sharp.co.jp/ocha/


外観チェック
GIGAZINE編集部にやってきたのは白と茶色のデザインの「お茶プレッソ」。コーヒーメーカーのような見た目で、丸みを帯びたデザインは女性受けが良さそうです。


これは茶筅(ちゃせん)の動きを再現してお茶を点てる「お茶容器」。


電動の「お茶うす」は、石臼の動きを再現、茶葉を細かく挽く部分です。


裏面上部には水を入れる水タンクがあり、すっきりフラットなデザイン。


スイッチ類は左からお茶容器ロック/解除ボタン、「挽く」ボタン、「茶」ボタン、スタートボタンとすべてが上部に集約されています。お茶容器ロック/解除ボタンを押すと……


お茶容器が外れる仕組み。なお、お茶容器をはめるときはボタンを押す必要はありません。


上部のフタカバーをスライドさせた穴から粉末茶を入れます。


カバーを取り外すと容器の中には「回転はね」が見えます。これで茶筅のごとくお茶を攪拌する模様。


背面にある水タンクは……


ぐいっと上に引き上げて取り外し可能。


一度に3杯分のお湯を沸かせます。


お茶うすを取り外すとこんなサイズ。


お茶うすは上のフタを開けて、茶葉を投入します。


ケース上部の「挽きかた調整ダイヤル」を回して挽き具合を調整可能。飲み物用には「細」を、料理用には「粗」に合わせればOK。


調整ダイヤルを「はずす」に合わせれば……


ダイヤル部分を取り外すことができます。


中に見える部品が「上うすユニット」。


上うすユニットを持ち上げてみると、底にはセラミック製の白い「うす」。


左が上うす、右が下うす。この2つのうすで茶葉をすりつぶす仕組みです。


お茶を挽いてみた
さっそく緑茶の茶葉を用意してお茶を点ててみます。まずはお茶を挽くことからスタート。


ヘルシオお茶プレッソで茶葉を挽く様子は以下のムービーで確認できます。

「ヘルシオお茶プレッソ」で茶葉を挽いてみた - YouTube


約6分間で挽き終わると、こんな感じで受け皿が振動でわずかにズレていました。


受け皿の中には粉末茶ができています。


粉末茶はさらさらのパウダー状。


お茶を点ててみた
挽いた粉末茶を使って温茶を作ってみます。まずは水タンクに水を入れ……


所定の位置にセット。


フタカバーを開けて粉末茶を付属のお茶スプーン小でたっぷり3杯入れて……


フタを閉じれば準備OK。


お茶プレッソで温茶を点てる様子は以下のムービーで確認できます。

「ヘルシオお茶プレッソ」で温茶を作ってみた - YouTube


約4分後にアラームが鳴って温茶が完成。給茶レバーを下げればとても濃いお茶が注がれました。


緑茶らしく非常に濃い色ですが、飲んでみると苦みはほとんど感じられず、「苦い抹茶は苦手……」という人でも問題なく飲めそうなくらいスッキリした味わい。


試しに普通に急須で淹れたお茶と比べてみました。お茶プレッソは、同じ量の茶葉で急須よりも約3倍の量を作れるとのこと。そこでお湯は同量、茶葉はお茶プレッソで作るときの3倍の量にして急須でお茶を淹れてみました。


点てたお茶を比べてみるとこんな感じ。左がお茶プレッソで右が急須のお茶。お茶プレッソの方が濃い色であることが分かります。しかし、飲みくらべてみると、急須で淹れたお茶の方が圧倒的に苦みが強く、お茶プレッソのお茶のまろやかさが際立っています。お茶の栄養成分がまるごと入っているにも関わらず、ほとんど苦みがないお茶プレッソには驚きです。


急須で淹れる場合、お茶の栄養成分のわずか30%しか飲むことができないところ、お茶プレッソは茶葉をそのまま粉末にするため、栄養成分をまるごと摂取できるとのこと。


緑茶ラテを作ってみた
ヘルシオお茶プレッソは「ラテ」を作ることができます。緑茶ラテは温めた牛乳をお茶容器に入れてから粉末茶を入れ「ラテ」のボタンを選択すればOK。


粉末茶をお茶スプーン小1杯の場合、色の薄い緑色のラテが出てきました。


泡は少なめですが抹茶の風味は十分で、飲んでみると非常にまろやかなラテでした。もっと風味を出したい場合は、粉末茶を多めに入れるなど自分好みに調整できます。


料理用の粉末茶
茶葉まるごと粉末にできるヘルシオお茶プレッソは、料理用の粉末茶を挽くことも可能。挽きかた調整ダイヤルを「粗」に合わせれば料理用の抹茶が挽けます。

挽いてみるとこんな粉末茶ができあがりました。見た目は先ほど挽いた飲み物用粉末茶に比べてやや粗めですが、さらさらした状態です。


試しにカルボナーラの完成直前に、パラパラと投入。


お茶スプーン小で4杯入れるとこんな感じ。食べてみるとお茶の風味がかなりきつめで、やや苦みが感じられました。料理用の粉末茶はしっかり濃厚なお茶の味がするので、料理に入れる量を少なめにして隠し味として風味を味わう方が良さそうです。


総括
茶葉まるごとをパウダー状に挽いて本格的なお茶を点てられる「ヘルシオお茶プレッソ」は、温茶だけでなくラテも楽しめ、茶葉をかえれば色々なお茶が楽しめるお茶メーカーで、茶葉の栄養成分をまるごと含んだお茶が淹れられるため、健康志向の人にもピッタリなマシンです。また、苦みの少ないまろやかなお茶が点てられるため、お茶の苦みが苦手な人でも香りやうま味を楽しむことが可能です。


ヘルシオお茶プレッソは、Amazonで2万2800円(税込、送料無料)となっています。

シャープ お茶メーカー ホワイト系SHARP HEALSIO ヘルシオお茶プレッソ TE-GS10A-W
http://www.amazon.co.jp/dp/B00JE6R67Q

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in レビュー,   ハードウェア,   動画,   , Posted by darkhorse_log

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