自分でお茶が点てられるカフェ「楚々」に行ってみました
お茶というと急須にいれて飲んだり、ペットボトルに入っているものを飲むのが一般的ですが、お稽古事など以外では触れる機会が少なくなったものの、抹茶を茶せんで点てて飲む「点前(てまえ)」という方法があります。渋谷区代官山にある楚々(そそ)では特に正装などをする必要がなく、お点前が楽しめる「お点前セット(和菓子付き)」というメニューが存在し、自分でお茶を点てることができます。気軽に茶道に触れてみるべく、さっそくお店に行ってみました
楚々 | そそ
http://soso-tokyo.com/
東急東横線の代官山駅に到着。
楚々は代官山駅の東口を出て……
道をまっすぐ歩くと……
歩いて1分もしない、すぐ正面のビルの1階に店を構えています。
お茶が点てられる「お点前セット」は、14時30分から17時までカフェの時間帯のみの提供。
店内は白を基調とした落ち着いた雰囲気。
今回は1人で訪れたので、カウンター席に座ることに。
メニューはコーヒー・ウーロン茶のほか、ほうじ茶味のチャイ「ほうじチャイ」などの変わったドリンクも存在し、和菓子も提供しています。今回は税込1100円のお点前セット(和菓子付き)を注文してみます。
店内はやや混み合っていたものの、待つこと約10分でお点前セットが到着。
お点前セットはお抹茶
茶せん
お湯の入った釜
茶碗のお点前ができるセットで提供されます。
今回一緒に出てきた和菓子は桜餅でした。
本格的な作法までは書かれていないものの、お茶の点て方が付いてきます。これに従ってお茶を点てていくことに。
まずは茶さじで抹茶を山盛り一杯半すくい、茶碗に入れます。
茶せんを利き手の親指・人差し指・中指の3本で持ちます。
逆の手で茶碗に手を添えて……
「M」の字を描くように抹茶とお湯をまんべんなくかき混ぜます。
抹茶が十分溶けたら、最後に「の」の字を描いて茶せんをそっと引き上げれば完成。
飲んでみると、急須で入れたお茶よりも渋みや抹茶の旨味がしっかり感じられ、抹茶のいい香りが鼻に抜けます。お抹茶というと苦いイメージがありますが、分量を守って作ったところ、特に苦味は強くありませんでした。
1杯目を飲み終わったら、釜から茶碗に3分の1ほどお湯を注ぎ……
抹茶を入れて……
点てれば2杯目も飲むことができます。特に杯数は制限されていませんが、2~3杯程度飲むのが好ましそうです。
桜餅はピンク色の餅の中にあんこがたっぷり。
もちの部分は柔らかな食感で、桜の葉の塩気と香りが良く合っています。あんこも甘さが控えめで、餅や桜の葉との相性もグッド。もちろん抹茶と一緒に飲んで合わないわけがありません。
楚々のお点前セットは14時半から17時までの限定で、価格は税込1100円。お茶を一度体験してみたい時や、外国人の知り合いを案内する時などにオススメです。
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