ChromecastやGoogle Playが好調でGoogleの売上が前期比17％増

by @iannnnn

Googleが2013年第4四半期の決算内容を発表しました。これによると連結売上高は168億5800万ドル(約1兆7044億円)で、2012年第4四半期と比べると17％の増益でした。このうち、Google単体での売上高は157億700万ドル(約1兆6146億円)で、スマートフォン事業をレノボに売却することになったMotorolaは11億5100万ドル(約1183億円)でした。

Google Inc. Announces Fourth Quarter and Fiscal Year 2013 Results – Investor Relations – Google
http://investor.google.com/earnings/2013/Q4_google_earnings.html

Google Inc. Announces Fourth Quarter and Fiscal Year 2013 Results(上記URLと同内容のPDF版)
(PDFファイル)http://investor.google.com/pdf/2013Q4_google_earnings_release.pdf

Google Inc. Financial Tables (Q4 2013)
(PDFファイル)http://investor.google.com/pdf/2013Q4_google_earnings_data.pdf

Google単体の売上高は昨年同期比で22％増。「Google」には「Googleのサイト群」「ネットワーク収益」「その他のGoogleの収益」という3つのセグメントがあり、「Googleサイト群」はGoogle検索・YouTube・GmailなどGoogleの所有するサイト、「ネットワーク収益」はGoogle Adsense、「その他」はGoogle Playのアプリやハードウェア販売が含まれています。

このうち、大きな割合を占めているのは「Googleのサイト群」の部分で収益は105億5000万ドル(約1兆840億円)とセグメント全体の67％を占めており、昨年比で22％上昇しました。「ネットワーク収益」は35億2000万ドル(約3618億円)で、昨年比3％上昇。

「その他」は16億5000万ドル(約1696億円)と、割合で見るとまだ小さいものの、昨年比で99％上昇と大きな成功を見せています。Googleはその要因として、「2013年を振返る時に外すことのできないガジェット・サービス36種類」の17番目に入っている、スティック型のメディアプレイヤー「Chromecast」を挙げています。

一方で、すでにレノボへの売却が決まっているMotorolaは売上高こそ上述のように1000億円超あるものの、営業損失が3億8400万ドル(約395億円)で、前期比で数字が悪化。年間だと損失は12億4500万ドル(約1280億円)にも上っています。

Googleが諦めた事業を吸収したレノボが、どう収益をあげていくのか気になるところです。